機械工学科 和泉直志
最終更新日:2021年9月 9日 16:11
顔写真 | |
---|---|
研究者情報PDF | 研究者情報PDF |
研究シーズPDF | 研究シーズPDF |
氏名(日本語) | 和泉 直志 |
氏名(英語) | IZUMI Naoshi |
学位 | 工学博士 |
所属(日本語) | 機械工学科 |
所属(英語) | Dept. of Mechanical Engineering |
専門分野(日本語) | 機械要素 |
専門分野(英語) | Machine Elements |
主な研究業績 | [1] Fretting Wear Tests of Steels in Hydrogen Gas Environment, N. Izumi, N. Mimuro, T. Morita, J. Sugimura, Tribology Online, Vol.4, No.5, 109-114, (2009) |
コメント | 転がり軸受は回転軸を支持するために使われますが、比較的小さな角度で反転を繰り返す軸の支持にも便利です。しかし、往復角度が小さい場合ころや玉の転動体の位置で激しい摩耗を生じることがあります。これはフレッチング摩耗に分類され、転動体と転走面の間の油が転動体の往復運動により排除され、油膜を形成するための油が足りなくなったことによります。また、往復動における行程端では速度が0となり、流体力学的に油膜が形成されにくい条件となります。往復動でこのような悪条件が重なると異常摩耗や表面損傷が発生することになります。私はこの損傷発生と密接な関係のある接触面間の油膜の挙動を、光学的方法による観察と数値シミュレーションによって明らかにしようとしています。そして近い将来、往復動下の油膜厚さ計算式を提案したいと考えています。 |
研究キーワード | 機械要素、往復動、油膜形成、EHL解析、フレッチング摩耗、摩擦面温度・熱応力解析 |
研究シーズタイトル | 往復転がり接触面の油膜厚さ |
研究シーズ概要 | リニアボールガイドなど往復転がり接触での潤滑油膜厚さ推定を可能にすることで、必要十分な油膜厚さを確保し、省エネと高信頼度化、長寿命化を実現します。 |