平成14年度シラバス   久留米工業高等専門学校

授業科目 授業形態 学 年 必・選 単位数 担当教官(E-mail)
 基礎電磁気学
 講義
 3年前期
 必修 1単位
 川口武実
 tkawa@kurume-nct.ac.jp
[教育目的]
 電気電子工学およびメカトロニクスの基礎として電気磁気学を位置づけ、メカトロニ
 クス関連科目であるパワーエレクトロニクスおよび電子回路を学ぶために必要な基礎
 知識を修得する。

[授業内容]
 第1週;電荷、物質の電気的性質、静電誘導、
 第2週;クーロンの法則、電界、複数個の点電荷による電界
 第3週;電気力線、電気力線の密度/電界の強さ、電束と電束密度
 第4週;電束と電束密度
 第5週;ガウスの定理、演習(章末問題)
 第6週;電流、抵抗とオームの法則、導体の抵抗と抵抗率、抵抗率の温度係数
 第7週;コンダクタンスと導電率、抵抗の接続、ジュールの法則、電源と起電力
 第8週;直流回路網の理論
 第9週;重ねの理、テブナンの定理
 第10週;複雑な抵抗回路網の合成抵抗の求め方、同電位点
 第11週;演習(章末問題)
 第12週;電位
 第13週;電位差、電位の傾き、電気力線と等電位面
 第14週;演習(章末問題)
 第15週;総まとめ

[教育方法]
 講義・章末問題等の演習のほか、宿題による自己学習(電荷、クーロンの法則、
 オームの法則、キルヒホッフの法則)、課題演習(回路網解析、抵抗回路網の抵
 抗算出、その他)により授業内容が身に付くよう配慮し教育を行う。

[教材及び参考図書]
 教科書:山口昌一郎著、基礎電気磁気学(電気学会)
 参考書:石川静一著、電気磁気学演習(学献社)、 末武国弘監修、基礎電気工学
 (磁気編)(松下電器産業(株))

[期待される成果]
 静電気の電荷の理解からスタートし、動電気現象の初歩的な理解へと導く過程
 を経て直接目で見ることができない「電気」を理解できる。
 メカトロニクスの基礎としての直流電気回路を理解できる。

[評価方法]
 課題レポート(30%)、学期末試験(70%)。

[関連科目]
 応用物理TA、応用物理TB

[関連教官]
 江頭成人、黒木祥光