[授業科目]

 金属物理学
[必・選]

 必修
[担当教官]

 中山 勝
[学年・学科]

 4年・M
[単位数]

 1
[授業形態]

 前期週2時間
[目標]

 金属材料は構造材料としてだけでなく、機能性材料としても広く利用されている。新素材
 の開発や金属材料の適正な使用に対しては、金属材料を構成している結晶の基本的性質な
 らびに物理的諸特性を把握しておかねばならない。本講義では原子の拡散と合金の析出機
 構に関する基礎的事項を解説する。 
[評価の方法]

  中間試験、定期試験及びレポートをもとに総合的に評価する。
 教材教科書:幸田成康著、金属物理学序論、コロナ社、その他プリントを使用。
[内容]

 1.拡散
 (1)拡散の原子的機構
 (2)拡散の動力学(フィックの第一法則、フィックの第二法則)
 (3)拡散係数の温度及び濃度依存性
 (4)カーケンドール効果
 2.合金における析出
 (1)核形成過程(均一析出、不均一析出)
 (2)時効析出
 (3)スピノーダル分解
 (4)析出粒子の粗大化(オストワルド成長)