[授業科目]

 機器分析実験
[必・選]

 必修
[担当教官]

 重松浩気、
 馬越幹男、
 久保甚一郎
[学年・学科]

 3年・M
[単位数]

 2.5
[授業形態]

 前期週5時間
[目標]

 材料の化学分析や構造解析は、材料の性質を知る第一歩である。そのために利用される
 機器は近年多機能で高精度となり、迅速かつ正確な定性・定量分析を可能にしている。
 本実験ではいくつかの代表的な機器分析基本的な原理を理解し、その手法を身に付ける。
 また、報告書の作成方法を講義と添削により指導する。
[評価の方法]

 各実験をすべて行うこと、および定められた期日までに報告書を提出することが単位
 取得の最低条件である。これに実験への取り組み方と報告書の点数を加味する。
[教材]

 プリント
 教科書:渡辺幸洪著、機器分析、実教出版
[内容]

 まず教科書、プリントによって一般的な機器分析について解説し、以下に示す個々の
 機器分析の原理および方法を説明する。また、報告書の作成方法についても、構成、
 表現、図表の作成などの項目を説明する。実験は各週とし、間の週は報告書の作成お
 よび添削の時間に当てる。これは、なるべく多くの学生が直接実験を行えるようにす
 ること、および報告書の作成要領をしっかり身に付けるためである。
 1.ガス容量法による鉄中の炭素定量分析
 2.吸光光度法による鉄中のマンガン定量分析
 3.電位差滴定法による中和滴定
 4.硫酸銅中の銅および黄銅中の鉛の電解定量分析
 5.ガスクロマトグラフィーによるアルコール類の定性分析
 6.フタル酸およびカルシウム塩の赤外線分光分析
 7.原子吸光光度法による水道水中のカルシウムおよびマグネシウムの定量分析