電気電子工学科　池田隆

[1] A Development of Wearable DSP Units to Extract Speech Parameters for Hearing Aids and Speech Visualizer.(2015)
[2] 単共振分解型補聴器の装用モデルの開発に関する研究(2007)
[3] 狭い可聴領域での音声聴取を改善するホルマントピークレベル制御(2006)
[4] 母音同定に必要な第１, 第２ホルマントピークレベル比と可聴領域の関係(2005)

日常のコミュ二ケーションに音声は不可欠のものであるが，加齢や様々な原因で聴力が低下すると言葉の聴き取りに支障を生じる．このような聴力損失は個人ごとに異なり，聴こえの低下を補う補聴器は，その人の聴力特性を反映して，音声をより明瞭で自然に聴き取れるような良い性能を持つことが望まれる．近年のディジタルシグナルプロセッサ(DSP) の性能向上と音声研究の成果を元に，音声の分析技術に基づく単共振分解方式のディジタル補聴器の開発研究，特性評価を進めている．感音性難聴をはじめいろいろな聴力特性の事例にも適用できる補聴器の実現とともに，音声の聴き取りに関係の深いパラメータを探る研究にも取り組んでいる．更に補聴器などで音声の聴き取りをより高めるためのトレーニング方法として，音声画像の応用についても研究を行っている．

音声、聴覚障害、補聴器、ホルマント、DSP、音声画像

音声の聴き取りとその補償に関する研究

音声の聴き取りと言語習得に関連した信号処理