教育の特色

久留米高専 電気電子工学科の教育目標は、『先端技術であるエレクトロニクスとICTおよびこれらを支える電気エネルギーの専門科目を修得し、 高度情報通信社会に貢献できる実践的、創造的電気電子技術者を育成する』ですが、 これに加えて、『エネルギー』、『エレクトロニクス』、そして『プラクティカルコミュニケーション(自分の意思を日本語や英語で伝えること)』をキーワードに、 以下のような取り組みを行っています。

1,2年生での実践演習科目(電気電子実践演習)
1,2年生で、高専の特徴のものづくりに関する体験を通して、電気電子分野への関心を深め、コミュニケーション力などを向上させるために行っています。 40名の1クラスを少人数グループに分け、グループごとにテーマに取り組む、きめ細やかな教育を行っています。

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抵抗回路の製作(1年)

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英語ディベートへの挑戦(2年)

実験・実習科目の充実
実験・実習科目を充実させています。これらの科目で、様々なことに対応できる力を養成します。 再生可能エネルギーとして太陽光パネルの実験装置などの最新の装置を使って、新エネルギー利用を実践的に理解します。

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シングルボードコンピューターを用いた実習(2年プログラミング)

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大型のモーターなどを用いた実習(4年機器実験)

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シーケンサーを用いた実習(5年電子実験)

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図書館の上に設置された太陽光発電システム

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太陽光発電システムのモニタリング画面

語学力・コミュニケーション力の向上のための教育
1,2年生での実践演習科目のほか、各学年の専門科目に英単語演習を取り入れ、 継続的な語彙力の向上に努めています。 マルチメディア教室では、毎朝の自主的な英語実践セミナーを実施しています。 4年生(大学1年生相当)の講義では、外国人研究者から英語で技術や研究についての講演を聞くこともあります。 画像や図を見ながら聞けば、かなり中身も分かるようになります。

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英語実践セミナー(マルチメディア教室)

多彩なスタッフ構成
女性外国人教員、長期留学経験を持つ教員、外資系企業出身者の教員、大学教員経験者など、 多彩でグローバルな視野を持つスタッフをそろえて、 これからの国際化社会で活躍できる電気電子技術者の養成を目指しています。

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学習内容

本学科で、どのようなことを学習するのか、簡単にまとめました。

基礎知識を身につける
電気電子工学は科学技術・工学のほとんどすべての分野にわたる基礎学問です。 身近な私たちの生活に欠かせない多くのインフラストラクチャーは電気電子技術の応用です。本学科では低学年からこれらの基礎知識を勉強します。
電気回路の基礎

ElectricCircuit

理科
  物理
  化学
  生物

国語
  現代文
  古文
  漢文
数学
  微分、積分
  高次方程式、不等式
  対数、指数関数
  三角関数
  確率
  複素関数
  微分変換
英語

社会
  日本史、世界史
  地理
  政治経済
  倫理
最先端の技術を学ぶ
電気電子工学は技術革新の最先端を行く分野です。電気・電子・通信・情報などの最先端の技術を学びます。 学年が上がるにつれて、内容が高度になっていきます。
Circuit Motor Tower HDD_Circuit
もの作りの技術を学ぶ
電気電子工学では、もの作りも重要視します。学生実験や卒業研究において、君たち自身の手で回路や装置を組み立てて測定し、もの作りを体験します。 ロボコンは皆さんご存知ですね?そのほか高専プログラムコンテスト、燃費を競うエコラン、ソーラーボート作りなど様々な課外活動のイベントにもチャレンジしてもの作りを体験してください。
Robot SolarBoat
明るい将来 電気電子工学科は久留米高専で最も高い求人倍率を誇る学科です。多くの先輩が世界の産業界の第一線で活躍しています。また本学科を卒業してさらに高度の専門教育を希望する場合は専攻科(2年間)あるいは大学の3年次に編入する道が用意されています

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