生物応用化学科 中嶌 裕之
最終更新日:2025年6月26日 16:09
顔写真 | ![]() |
---|---|
研究者情報PDF |
研究者情報PDF![]() |
研究シーズPDF |
研究シーズPDF![]() |
氏名(日本語) | 中嶌 裕之 |
氏名(英語) | NAKASHIMA Hiroyuki |
学位 | 博士(農学) |
所属(日本語) | 生物応用化学科 |
所属(英語) | Dept. of Biochemistry and Applied Chemistry |
専門分野(日本語) | 生物学 |
専門分野(英語) | Biology |
主な研究業績 | [1] 南極産地衣 Umbilicaria aprina の耐凍性関連遺伝子の探索 -Δ 12-FAD 遺伝子の解析- |
コメント | 地衣類は,糸状菌である地衣菌と緑藻あるいはシアノバクテリア等共生藻との共生生物である。極地や温泉地等の極限環境で生育する種が存在することから環境適応能力が高く,地衣成分と呼ばれる抗菌活性等を有する化合物を産生することから様々な活性物質の有効活用が期待できる。私たちの研究室では,南極産地衣類についてその耐性遺伝子の解析及び共生認識の追究を目指した研究を行っている。次世代シーケンサーによる地衣体DNA のゲノム解析により耐凍性関連遺伝子種の存在を明らかにした。また、RNA-Seq 解析により低温下で発現する遺伝子を調査中である。 さらに,担子地衣アリノタイマツの国内分布を明らかにする「アリノタイマツプロジェクト」の一環として,その系統分類解析を行った。その結果,九州と沖縄の間に遺伝的境界があること並びに長崎産について地域により塩基の違いがあることを見出した。現在,その共生藻選択における地域性を解析するにあたり、土壌藻種の簡易的同定法の確立を目指している。 |
研究キーワード | 地衣類,耐性機構,遺伝子工学,培養技術,共生機構,抗菌活性,微生物利用 |
研究シーズタイトル | 地衣類共生藻の分離培養法の確立 |