「高専シンポジウム in 久留米」に多数ご参加いただきありがとうございました。

 

高専シンポジウム協議会 会長
前田 三男
(久留米工業高等専門学校 校長)

  「高専シンポジウム in 久留米」は2008年1月26日より2日間、久留米市石橋文化センターにて開催し、盛会のうちにすべての行事を終了することができました。このシンポジウムは、1996年に久留米高専の呼びかけにより始まったものですが、13年を経て、この度再び久留米の地に回帰いたしました。その間、「高専の学生に研究発表と討議の場を与える」という当初のユニークな理念は、全国の高専から広く受け入れられ、毎回発展の一途をたどりました。今回はポスター発表も含め、286件の発表申込を全国35校の高専、および大学や公立研究機関、企業等からいただき、これまでにない規模の研究発表の場となり、活発な討論が交わされました。

 さらに今回のシンポジウムでは、「地域との連携」を新たなキーワードとして、1日目の特別講演「高専の社会的役割について考える」、2日目のシンポジウム「地域環境と食育」、さらに中学生以下の方々も視野に入れた研究発表やロボットコンテスト等、一般市民や産業界の方々を対象にした数々のイベントを企画したところ、総計1000名を越える多くの方々に参加していただくことができました。今回のシンポジウムが、これからの高専が目指すべき「地域連携」に向けての新たな飛躍への踏み台になることを期待しています。同時に「高専シンポジウム in 久留米」を通して、高専全体の発展に向けて、久留米の地から新たな活力を発信することができたのではないかと思います。

 今回のシンポジウム開催にあたり、お忙しい中、ご来場いただいた江藤久留米市長、ご講演を引き受けていただいた立命館副総長の本間政雄先生、高専機構の河村潤子理事、並びにシンポジウム「地域環境と食育」に講師として参加された企業および大学の先生方に厚く御礼申し上げます。シンポジウム開催にあたり、国立高専機構をはじめとして、地元の久留米市、久留米市教育委員会、久留米商工会議所、企業・学校関係者の方々には大変暖かいご支援をいただきました。また北九州高専、有明高専には、ロボットコンテスト等でご協力いただきました。さらに末筆になりますが、本シンポジウムへ全国からご参加いただいた関係諸機関の方々、近郊の市民の方々に心より感謝の意を表します。(2008年2月7日)

「高専シンポジウム in 久留米」写真集
以下のページに「高専シンポジウム in 久留米」会期中のスナップ写真を掲示していますので、ご覧下さい。

会場のご案内  久留米市石橋文化センター(詳しくはこちら

 石橋文化センターはブリヂストンの創業者石橋正二郎が寄贈した石橋美術館を中心にした総合文化施設です。高専シンポジウムはセンター内にある勤労青少年ホーム、共同ホール、文化会館、図書館を使いました。
 石橋美術館には,東京にあるブリヂストン美術館と併せて,わが国有数の近代西洋美術を保有する石橋コレクションが展示されています。特に青木繁の代表作「海の幸」「わだつみのいろこの宮」をはじめとした,明治時代以降の日本近代絵画の逸品が必見です。

主催 高専シンポジウム協議会 久留米工業高等専門学校
共催  久留米学術研究都市づくり推進協議会 日本化学会 日本化学会九州支部 日本工学教育協会 九州工学教育協会 電気学会 応用物理学会 日本機械学会九州支部福岡西地区 電子情報通信学会 情報処理学会 化学工学会 化学工学会九州支部 日本農芸化学会 日本生物工学会 日本ゴム協会九州支部 電気化学会 技術・教育研究懇談会 日本セラミックス協会 日本鉄鋼協会 日本高専学会
後援  久留米市 久留米市教育委員会 (財)久留米観光コンベンション国際交流協会(財)久留米文化振興会 久留米高専後援会 久留米高専同窓会久留米工業会