令和2年度 第8回「高専ハカセ塾」を実施しました

12月19日(土)、久留米高専において、「高専ハカセ塾」第8回目の講座を実施しました。

今回は、機械工学科の教員を講師に迎え、「きのくにロボットフェスティバル ルール説明および模擬試合」「高専ロボコン出場機体の実演と解説」と題した、ロボットの実演と操縦体験を行いました。

前半は、来年度、高専ハカセ塾で参加予定の「きのくにロボットフェスティバル2021・全日本小中学生ロボット選手権」の競技課題「山岳救助隊」について、実際のキットや競技ルールによる模擬試合を行いました。ロボットを使って、競技コート内のいくつかの山(スタイロフォーム)を越えながら崖下の要救助者(ペットボトル)を助け出す競技で、先に要救助者を引き上げスタートエリアに運んだ方が勝利です。学生メンターによる操作説明・実演の後、受講生も実際にロボットを操縦しました。思い通りに動かなかったり、調子よく動いたりと操縦者は一喜一憂していました。

後半は、ロボットコンテスト部の学生によって、アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト2020(高専ロボコン)に出場したロボットの実演が行われました。ペンタブと同期し絵を描くロボット(ペイントキング)、 マスター・スレーブ方式で遠隔操作ができ、VRゴーグルでロボットの視界を見ることができるロボット(ろびぃちゃん)の2機体につき、動きの特徴や内部構造の仕組みの説明が行われ、受講生は熱心に聞き入っていました。

ロボット競技の模擬試合を観覧する受講生 ロボットの操縦体験
ロボコン部学生によるロボットの解説
―「高専ハカセ塾」とは―
高い意欲や能力を有する小中学生を発掘し、次世代科学技術を担う傑出した人財を育成することを目的としたプログラムで、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「ジュニアドクター育成塾」の採択事業として、有明高専・熊本高専・久留米高専の合同企画により実施しています。
公式HP:http://www.ie.ariake-nct.ac.jp/hakase/

 

<本件担当>
総務課研究推進係
電話:0942-35-9333