令和3年度 第7回「高専ハカセ塾」を実施しました

9月4日(土)、本校と有明高専、熊本高専熊本キャンパス、熊本高専八代キャンパスをオンラインで繋ぎ、3高専(4キャンパス)オンライン合同研修を行いました。

 

前半では、事前課題として受講生が取り組んだ「マシュマロチャレンジ」のまとめ動画を視聴しました。各自、工夫を凝らしたパスタのタワーは大変興味深く、受講生へのインタビューでは「トラス構造」や「ハイパーボリック構造」という言葉も出てきました。今までの世界記録99cmを超えるタワーを作った受講生も3名おり、高さのある作品や工夫された作品に対して表彰を行いました。

後半では、「久留米からくり振興会様」にご協力頂き、からくりに関する講演と実演をしていただきました。久留米の発明家、田中久重氏の作った、からくり人形「茶運び人形」、「弓曳童子」、「文字書き人形」の他、多数の作品を紹介して頂きました。

からくり人形は単なるおもちゃではなく、この技術が生活に結びつき、近代技術の基礎につながっているとの解説がありました。講演の最後には活発な質疑応答が行われました。

新型コロナウィルス感染症による緊急事態宣言下で、オンラインでの講座が続いており、受講生との対面も難しい状況ですが、どんな時も元気で、活発な受講生達の様子は、画面越しからも伺うことが出来ました。

 

本庄校長による開催式挨拶 本校受講生の99cmを超える作品
文字書き人形 オンラインでの他高専会場との記念撮影

 

―「高専ハカセ塾」とは―
高い意欲や能力を有する小中学生を発掘し、次世代科学技術を担う傑出した人財を育成することを目的としたプログラムで、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「ジュニアドクター育成塾」の採択事業として、有明高専・熊本高専・久留米高専の合同企画により実施しています。
公式HP:http://www.ie.ariake-nct.ac.jp/hakase/

 

<本件担当>
総務課研究推進係
電話:0942-35-9333