タイ高専生研修・機械工学科4年生の実験(橋梁模型の作製と評価)を体験しました。
現在,国立高等専門学校機構が推進するタイ高専プロジェクトの一環として,6月13日(金)から約1ヶ月間,タイ高専(KOSEN KMUTT)から学生20名が来福し,久留米高専で研修を行っています。 その一環として,機械工学科でも実験研修やものづくり工場見学などを行っています。先日 6月26日(木)に,4年生の実験科目である機械工学実験の1テーマ(橋梁模型の作製と評価)に参加しました。 この実験テーマは,機械工学科 渡邊 悠太 先生が担当され,いくつかのグループに分かれて,割り箸とシールテープと紐だけで,教室の机と机を渡す橋梁模型を作製します。作製した橋梁模型に重り(1kg〜4kg)の負荷を掛け,その強度を競い評価します。評価は,重りの重さ/橋梁模型重量 の値の大きさ,すなわち,軽くて強い橋梁が高く評価されます。 各グループにタイ高専の学生も参加し,機械工学科の4年生と一緒になって,限られた時間で模型の制作を行っていました。トラス橋やアーチ橋,紐を使って分布荷重として重りを支える橋,橋脚間に紐だけ渡したものなど,いろんな橋梁模型を作製していました。 実際の重りをぶら下げ最大の4kgまで耐えるもの,1kgしか耐えられず崩落するものなどがあり,タイ高専生も久留米高専生と一緒に,一喜一憂している様子が印象的でした。最終的には,紐を上手く利用して重りの重さを分散させた模型がもっとも良い結果となっていたようです。
|
||