令和元年度 第10回「高専ハカセ塾」を開催

9月28日(土)、久留米高専において、「高専ハカセ塾」第10回目の授業を開催しました。

今回は、生物応用化学科の教員を講師に迎え、「色と光の化学-色素の合成」と題して、色と光の性質についての2つの実験を行いました。

前半は、色素の合成実験を行い、2種類の試薬を混ぜ合わせ、加熱して化合物を作り、物質の構造のわずかな違いにより発色が変わることを確認しました。

講座の後半では、化合物の発光実験を行いました。科学捜査で使われている「ルミノール反応」により文字を浮かび上がらせる実験で、犯人に消されてしまったダイイングメッセージを解読しました。受講生は、名探偵さながらに楽しく実験を行い、色と光の性質を学ぶとともに、化学や生物学が、科学捜査の分野で自分達の安心安全な生活に活かされていることを実感したようです。

色素についての講義 色素合成の実験
血液鑑定の実験 ルミノール反応でダイイングメッセージを解読

 

―「高専ハカセ塾」とは―
高い意欲や能力を有する小中学生を発掘し、次世代科学技術を担う傑出した人材を育成することを目的としたプログラムで、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「ジュニアドクター育成塾」の採択事業として、有明高専・熊本高専・久留米高専の合同企画により実施しています。
公式HP:http://www.ie.ariake-nct.ac.jp/hakase/

 

〈本件担当〉
総務課研究推進係
電話:0942-35-9333

令和元年度 第9回「高専ハカセ塾」を開催

9月21日(土)、第9回高専ハカセ塾として、有明高専会場、熊本高専会場との合同企画である合同研修を行いました。当初は宿泊研修の予定でしたが、台風17号の接近に伴い日帰りの研修となりました。

午前中は御船町恐竜博物館を見学し、午後は、熊本高専八代キャンパスにおいて研修を行いました。

研修では、まず、第二段階受講生により、研究紹介及びシンガポールでのポスター発表(グローバル・リンク・シンガポール)の報告が行われました。

その後、9つのグループに分かれてグループワークを行いました。SDGs(持続可能な開発目標)の17の開発目標のいくつかを取り上げて、その目標の実現のために、どのような科学技術や仕組みが寄与できるか、また、身近なところから何を始められるかを検討し、発表しました。

予期せぬ台風の接近で予定が短縮されましたが、受講生は生き生きと楽しそうに活動しており、普段は別の会場で受講している受講生とも交流を深めることができて、充実した研修となりました。

 

恐竜博物館にて 恐竜博物館見学の様子
第二段階受講生の研究紹介 グループワークの様子
グループでの発表 集合写真

 

―「高専ハカセ塾」とは―
高い意欲や能力を有する小中学生を発掘し、次世代科学技術を担う傑出した人材を育成することを目的としたプログラムで、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「ジュニアドクター育成塾」の採択事業として、有明高専・熊本高専・久留米高専の合同企画により実施しています。
公式HP:http://www.ie.ariake-nct.ac.jp/hakase/

 

〈本件担当〉
総務課研究推進係
電話:0942-35-9333

 

令和元年度 第8回「高専ハカセ塾」を開催

9月14日(土)、久留米高専において、「高専ハカセ塾」第8回目の授業を開催しました。

今回は、第一段階の受講生は多様経験型プログラムを、第二段階の受講生は自主プロジェクト型プログラムを実施しました。

多様経験型プログラムでは、電気電子工学科の教員を講師に迎え、「手作りラジオで電波を受信してみよう」と題して、身の回りの電波について学習し、実際にラジオを作りました。ラジオの組み立てでは細かい作業が続き、苦戦する受講生もいましたが、全員が完成させ、電波を受信することができました。

自主プロジェクト型プログラムでは、第二段階の受講生が、自分の研究テーマに必要なデータを検索して集め、まとめていきました。

自主プロジェクト型プログラム(第二段階受講生) ラジオ作りの様子
ラジオ作りの様子 作業の様子と完成したラジオ
―「高専ハカセ塾」とは―
高い意欲や能力を有する小中学生を発掘し、次世代科学技術を担う傑出した人材を育成することを目的としたプログラムで、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「ジュニアドクター育成塾」の採択事業として、有明高専・熊本高専・久留米高専の合同企画により実施しています。
公式HP:http://www.ie.ariake-nct.ac.jp/hakase/

 

〈本件担当〉
総務課研究推進係
電話:0942-35-9333

タイ王国キングモンクット工科大学ラカバン校を訪問しました

令和元年9月8日~15日の期間、公益財団法人柿原科学技術研究財団の支援を受け、本校独自の国際交流プログラムとして、協定校であるタイのキングモンクット工科大学ラカバン校(以下、「KMITL」)への訪問が実施され、本校学生8名が参加しました。
プログラム期間中は、研究室、図書館や食品工場などの校内施設を見学し、KMITLの学生と様々な意見交換を行いました。
また、KMITLのリベラルアーツ学科の日本語学専攻の学生多数との交流も実施され、それぞれの学校紹介を行いました。
修了式では、KMITLの副学長から本校学生へ修了証書が授与されたのち、懇談が行われました。
本プログラムを通じ、本校学生は海外学生との良好な関係を築き、貴重な国際交流の経験を得て、視野を広めることができました。

【食品工場見学後の集合写真】 【学校紹介の様子】
【授業中の様子】 【修了式後の集合写真】

 

<本件担当>
総務課総務係
電話:0942-35-9304

科学研究費助成事業説明会・講習会を開催

久留米高専では、令和元年9月11日及び18日に、教職員を対象として、本校研究推進委員会主催の科学研究費助成事業(科研費)に係る説明会及び講習会を開催しました。
科研費は、人文学、社会科学から自然科学まで全ての分野にわたり、基礎から応用までのあらゆる「学術研究」を格段に発展させることを目的とする「競争的研究資金」で、文部科学省や(独)日本学術振興会から研究助成が行われます。
講習会では、奥山研究推進委員会委員長及び科研費の採択実績を有する森園教授(材料システム工学科)、黒木教授(制御情報工学科)により、申請書類の具体的な記述例、採択のためのポイント紹介等が行われました。


講習会の様子

 

〈本件担当〉
総務課研究推進係
電話:0942-35-9333