【報告】4年生の国内工場見学旅行を実施しました

2022年9月27日(火)・9月28日(水)に4年生の「国内工場見学旅行」を実施しました。コロナ禍のため1泊2日に短縮となりましたが、学科としては3年ぶりに工場見学旅行を再開し、無事終了することができました。

 

本年度の工場見学旅行では、三菱重工業株式会社長崎総合研究所(長崎市)、京セラ株式会社鹿児島川内工場(鹿児島県川内市)をそれぞれ訪問しました。各訪問先においても、工場や研究施設を見学するとともに、本学科や高専を卒業されたOB・OG社員との懇談の場を設けていただき、学生からの様々な質問にも丁寧に答えていただきました。2日間という短い旅行でしたが、学生は自分の将来を考える良い機会になりました。

 

訪問を受け入れていただきました各企業の皆様には深く御礼申し上げます。

 

工場見学旅行の集合写真(4年生)

 

本校サッカー部が久留米市長を表敬訪問しました

令和4年9月16日(金)に本校サッカー部の学生20名が久留米市長を表敬訪問し、8月20~24日に香川県高松市で開催された第57回全国高等専門学校体育大会サッカー競技(兼全国高等専門学校サッカー選手権大会)における、初の準優勝を報告しました。

報告の中では、九州大会から全国大会までの詳細、存続も危ぶまれたサッカー部を現4年生達が繋いできたこと、チーム全員が一丸となったからこその準優勝であること、そして多くの方々のサポートへの感謝を述べ、その感謝の一環として行った全試合のライブ配信についても説明しました。

原口久留米市長からは「久留米市として今後も学生スポーツのサポートをしていきたい。次は優勝の報告を期待している。」等の激励の言葉や、労いの言葉を頂きました。

 

 

 

                集合写真                      トロフィーや賞状を市長にご覧いただきました            表敬訪問は、市役所の庁議室で行われました

 

 大会の感想と感謝等を述べたキャプテン・松田弦己君(4M)                        大会の報告をする福嶋先生                                チームについて報告する副キャプテン・田中優希君(4M)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

集積 Green-niX 研究・人材育成拠点 「2022年度集積 Green-niX人材育成プログラム集積回路製作実習」を開催

文部科学省の「次世代 X-nics 半導体創生拠点形成事業」の対象拠点として、東京工業大学、豊橋技術科学大学、及び広島大学が推進する「集積 Green-niX 研究・人材育成拠点」において、革新的半導体集積回路の統合的研究開発とそれを俯瞰的にマネージメントできる人材の育成に取り組んでいます。

本校では、豊橋技術科学大学とのネットワークを生かして、高専生のような高い技術的素養を持つ若者を次世代の半導体業界を担う人材として育成すべく、このたび9月5日から5日間にわたり「2022 年度集積 Green-niX 人材育成プログラム集積回路製作実習」を実施しました。初日には、拠点長である東京工業大学 若林整教授がお越しになりご挨拶ならびに実習の様子をご見学いただきました。

本校の本科生(2名)、専攻科生(1名)のほか、合わせて9名の高専生が、豊橋技術科学大学エレクトロニクス先端融合研究所附属ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー(LSI工場)のクリーンルームに入り、一人一人がシリコンウェーハを用いて、高専では実際に行うことができない集積回路の製作を行いました。また、集積回路の製作に必要な設計技術の基礎として、SPICEを用いた回路シミュレーション、レイアウトの基礎講習、TCAD講習を実施し、集積回路技術全体を体験していただきました。参加した学生からは、「ICがつくられている様子が一つ一つ手順を知ることにより理解が深まった」、「少しずつ出来上がる集積回路は見ていて楽しかった」などの感想をいただきました。

 

        拠点リーダの東京工業大学 若林先生から

        集積Green-niX研究・人材育成拠点の概要

        をお話しいただきました。

        クリーンルームの実習風景:

        フォトリソ工程のパターン合わせの様子

        CAD実習風景:

        SPICEによる回路シミュレーション実習の様子。

       修了式の様子:

       参加した高専本科生と専攻科生および

       エレクトロニクス先端融合研究所教職員

 

〈本件担当〉

総務課研究推進係

電話:0942-35-9333

中学生向け公開講座を開催しました!

令和4年9月17日(土)に、久留米高専において中学生向け公開講座「エレクトロニクススクール ライントレースカーを作ろう」を開催しました。

今回の公開講座は、中学生を対象に自由に描かれた線をなぞって走るライントレースカーを作成する講座でした。最初に、光センサの講義を行い、防犯ライトにどのような機能を追加するとさらに便利になるかを考えてもらうと、受講生は手を挙げて積極的に自分のアイディアを発表していました。その後は、講師および補助学生の手助けのもと、はんだ付けの基礎からはじめ、ライントレースカーの作成に取り組みました。

午後に行われた完走タイムを競い合うタイムトライアルレースでは、線に沿ってなめらかに走れるよう様々な工夫をこらす様子が見られ、教員が驚くほどレベルの高いレースとなりました。

その後、簡単に学内見学ツアーを行いました。高専の雰囲気や普段見ることができない実験装置を興味深そうに見学していました。

閉講式ではタイムトライアルレース上位3名に表彰状と、受講生全員に修了証書が授与されました。

本公開講座は、九州パワーアカデミー共催のもと、本校の電気電子工学科教員により開催しました。

 

製作の様子 タイムトライアルレース

 

<本件担当>

総務課研究推進係 0942-35-9347

中学生向け公開講座を開催しました!

令和4年9月17日(土)に、久留米高専において中学生向け公開講座「あなたも一日サイエンティスト(数学講座)」を開催しました。

本講座では、第1部でオイラーグラフとハミルトングラフを題材とし、受講生は講師の解説を聞きながら具体的な問題に挑戦して、グラフ理論が対象とする“グラフ”、“頂点”、“辺”等の意味を理解しました。

第2部では、第1部で学んだ“グラフ”と日常生活の関連を説明し、頂点の重要度を数値化した“グラフの中心性”を学習しました。受講生は、具体的なグラフの頂点に対して、様々な観点から中心性を求め、日常生活における中心との関連について理解しました。

第3部では、第1部と第2部で学んだグラフ理論の応用編として、最大流問題について学習しました。第3部の後半には、ある駅から目的の駅まで1個でも多くの荷物を輸送するための方法を決定するアルゴリズムを理解しました。

本講座で扱ったグラフ理論は高校や大学で学習する単元であり、中学生の受講生には少し難しいテーマではありましたが、積極的に本校の学生や教員に質問し疑問を解消して理解を深めようとする受講生の姿が印象的でした。

講座の最後には受講生全員に修了証書が授与されました。

 

問題に挑戦する受講生 修了証書交付の様子

 

<本件担当>

総務課研究推進係 0942-35-9347

令和4年度 第9回「高専ハカセ塾」を開催しました

9月17日(土)、久留米高専において、「高専ハカセ塾」第9回目の講座を開催しました。

 

今回は、生物応用化学科の教員を講師に迎え、「色と光の化学」と題して、色と光の性質についての2つの実験を行いました。

前半は、色素の合成実験を行い、2種類の試薬を混ぜ合わせ、加熱して化合物を作り、物質の構造のわずかな違いにより発色が変わることを確認しました。

後半は、化合物の発光実験を行いました。科学捜査で使われている「ルミノール反応」により文字を浮かび上がらせる実験で、犯人に消されてしまったダイイングメッセージを想定し、1人1文字ずつ解読しました。受講生同士、意見を出し合いながら協力し、犯人特定に結び付けることが出来て、大変盛り上がりました。

色と光の性質を学ぶとともに、化学や生物学が、科学捜査の分野で自分達の安心安全な生活に活かされていることを実感したようです。

 

実験器具の操作の練習 試薬の混合
色素の呈色反応 蛍光色素の発光実験
ルミノール反応でダイイングメッセージを解読 解読出来た文字を出し合いながら犯人を特定

 

―「高専ハカセ塾」とは―

高い意欲や能力を有する小中学生を発掘し、次世代科学技術を担う傑出した人財を育成することを目的としたプログラムで、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「ジュニアドクター育成塾」の採択事業として、有明高専・熊本高専・久留米高専の合同企画により実施しています。

公式HP:http://www.ie.ariake-nct.ac.jp/hakase/

 

〈本件担当〉

総務課研究推進係

電話:0942-35-9333

お知らせ)くるめフォーラム2022市民企画に申込された皆様へ

9月1日(木)~16日(金)にかけて募集しました、くるめフォーラム2022「【リケジョが教えるSTEAM講座】数学で学び、回路で体験するコンピューターの仕組み」の参加につきまして、本日9月20日(火)付メールにて参加決定の連絡を行ないましたので、お知らせいたします。
※今回は申込をされた方全員、参加決定となっております。

なお、申込された方でメールが届いていない場合は、お手数ではございますが、以下のチラシ画像に掲載されておりますお問い合わせ先メールアドレス宛までご連絡をお願いいたします。

 

 

<本件担当>
総務課総務係
電話:0942-35-9399

サッカー部が全国高専大会準優勝を校長先生に報告しました

令和4年9月16日(金)に、サッカー部が松村校長先生に、第57回全国高等専門学校体育大会サッカー競技(令和4年8月20日~24日、於:香川県高松市)で準優勝した報告をおこないました。

キャプテンの松田弦己さんから、練習に人数が集まらず苦労した時期があったが、お互いに励ましあい、良いチームづくりができたこと、全国高専大会で準優勝できたことの報告がありました。

松村校長先生からは、準優勝の称賛があった他、今後マークされるのではないか等のお話しがあり、また、前日15日に優秀選手及び得点王のトロフィーが届いたことから、選出された選手たちへのトロフィーの贈呈がおこなわれました。

 

贈呈の様子(写真左:得点王と優秀選手に
選出されたキャプテンの松田弦己さん)
松村校長を囲んで記念撮影

弓道部が全国大会準優勝を校長先生に報告しました

令和4年9月16日(金)に弓道部の学生3名が、松村校長先生に、第9回全国高等専門学校弓道大会(令和4年9月1日~2日:兵庫県立弓道場)の女子団体の部で準優勝したことの報告をおこないました。

松村校長先生からは、準優勝の称賛と、練習環境についての労いがあった他、弓道の楽しみを質問されるなど、和やかな懇談がおこなわれました。

 

報告の様子 集合写真(左から田中副校長、松村校長、
弓道部の学生3名、弓道部顧問の笈木先生、中野先生)

中学生向け公開講座を開催しました

令和4年9月10日(土)に、久留米高専において中学生向け公開講座「高専AIデバイスを使った人工知能入門」を開催しました。

福岡県内の中学生9名が、制御情報工学科と教育研究支援センターの合同で製作した”久留米高専特製のカメラ付きAIデバイス”を使用して、人工知能(AI)による画像認識技術の体験とAI技術と組み合わせたアプリケーションソフトウエアの作成に取り組みました。

人工知能のガイダンスの後、受講生のみなさんは、AIデバイスをいろいろな方向に動かして身の回りの物体を認識させながら、認識物体の名前をできるだけたくさん当てる「データから物の名前を導け!」の画像認識ゲームをしました。ゲーム形式の実習により、人工知能による物体認識の技術を体験してもらいました。午後は、AIデバイスの物体認識のデータをリアルタイムにPCに送信して、このデータと組み合わせたアプリケーションソフトウエアを考えてもらいました。制御情報工学科4年生のティーチングアシスタント(TA)や他の受講生と意見を交換しながら、最終的なソフトウエアの方針を決めてもらい、各自でプログラムを作成してもらいました。プログラム開発のためのソフトウエアを初めて操作する受講生が多い中、熱心にプログラムに取り組む姿が見られ、操作法の習得も速く、ソフトウエアも計画どおり完成したようです。

受講生のみなさんには、完成したソフトウエアを紹介してもらうために口頭発表をしてもらいました。ソフトウエアを動かしながら、工夫した点や苦労した点、追加したい機能などが発表され、スクラッチマスターのTAが講評しました。ソフトウエアの機能には、物体を認識するとその物体の絵が出る、人物を認識すると車が信号機で止まる、人物を認識すると登場人物の生命力が増加するなど創造性豊かなものが多く、限られた条件の中で、中学生の豊かな発想力と、プログラミングやAIへの適応力の高さに感心しました。

最後に、画像認識ゲームの高得点者を発表し、受講者全員に修了証書を授与しました。

 

AIデバイスを使う様子 完成したソフトウエアを紹介する受講生

 

 

<本件担当>

総務課研究推進係 0942-35-9347