中学生向け公開講座『ソーラーカーを作ろう!』を開催しました

久留米高専では、7月24日・25日と8月6日・7日の2回にわたり、創基75周年・高専創立50周年記念事業公開講座として、中学生を対象として『ソーラーカーを作ろう!』を開催しました。

『ソーラーカーを作ろう!』は、自由な発想でソーラーカーの設計製作を行うことを目的とした講座で、機械工学科教員の指導の下で、1回目は13名、2回目は7名の延べ20名が参加しました。

初日はソーラーカーの組み立て作業を行い、二日目には完成したソーラーカーによる屋外でのスピードレースが行われました。曇空のため、レース途中に動かなくなってしまうソーラーカーがあったり、多少のアクシデントもありましたが、予定されたレースは無事終了しました。

その後、受講生たちは製作したソーラーカーに各自ドレスアップを行い、受講生と教員、本校TA(ティーチングアシスタント)学生らが投票者となって最も優れたデザインの車を決めるデザインコンテストが行われました。

最後に、参加した中学生たちは修了証書を受け取り、各二日間わたる公開講座を終えました。

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中学生向け公開講座『金属を溶かして青銅鏡を製作してみよう!』を開催しました

久留米高専では、去る7月30日、31日、創基75周年・高専創立50周年記念事業公開講座として、中学生を対象に『金属を溶かして青銅鏡を製作してみよう!』を開催しました。

講座では、まず受講生たちは材料工学科の教員から金属や青銅鏡の作り方を学んだあと,教育研究支援室の技術職員の指導を受けながら、実際に木枠に砂を込めて、青銅鏡の鋳型を作製しました。次に、完成した鋳型に教職員の手によって溶けた金属(青銅)が流し込まれ、しばらく置いたあと、受講生たち自ら金槌や火バサミなどを使って、火傷に気をつけながら鋳型から金属を取り出したり、金属についた砂を払い落としたり、不要な部分の切り落としを行いました。最後に、耐水ペーパーなどを使って鏡面に顔が写るまできれいに磨き、青銅鏡を完成させました。

研磨作業では、少し疲れた様子を見せていた中学生たちでしたが、製作した青銅鏡をうれしそうに眺めると、大事そうにバックなどに納めていました。

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中学生向け公開講座『あなたも一日サイエンティスト』を開催しました

久留米高専では、去る7月24日、25日にわたり、創基75周年・高専創立50周年記念事業公開講座として、中学生を対象に『あなたも一日サイエンティスト』を開催しました。

『あなたも一日サイエンティスト』では、定理や理論に関する知識の単なる習得ではなく、実験や工作を自ら行うことにより科学のおもしろさ・不思議さを体験することをテーマに、受講生たちは、数学や理科の問題を解いたり、工作や実験を体験したりしました。

講座は、一般科目(理科系)の教員により、初日は数学の講座で、二次曲線の作図、離心率の考え方を図で学んだり、行列を用いて連立方程式を解いたり、結び目がほどけるかどうかの問題演習を通して体験する講義が行われました。

二日目は理科の講座で、ピンホールカメラの作製やパソコンでの分子デザイン等の作業を通して像の見え方や色が見える原理を学んだ後、市販のピンホールカメラを使って写真撮影を行いました。受講生たちは、ストップウォッチを片手に撮影時間を計りながら、納得する写真が撮れるまで何度も撮影を繰り返していました。

二日間にわたる講座でしたが、参加した中学生たちは熱心に受講し、全員に修了証書が手渡され、無事公開講座を終了しました。

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小中学生向け公開講座『化学への招待~楽しい生物・化学教室~』を開催しました

久留米高専は、去る7月31日に創基75周年・高専創立50周年記念事業公開講座として、小中学生を対象に『化学への招待~楽しい生物・化学教室~』を開催しました。

最初に、開講式・記念撮影が行われ、受講生38名は2つのグループに分かれ、生物応用化学科の教員による指導の下で、化学実験(色と発光を観察しよう)と生物実験(生物の設計図をのぞいてみよう)を行いました。

化学実験では、生活の中で使われている色素の仕組みについての説明があり、6種類の実験を通して、化学反応が演じる色の変化を観察しました。生物実験では、ブロッコリーのDNA抽出、光る物質を作る遺伝子を組み込んだ大腸菌の観察及び葉脈標本できれいな「しおり」作りを行いました。

参加した小中学生たちは、時がたつのを忘れるほど熱心に実験を行い、不思議な生物・化学の世界を体験することができ、生物・化学への興味が一層深まった様子でした。

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中学生向け公開講座『エレクトロニクスサマースクール』を開催しました

久留米高専では、去る7月24日、25日にわたり、創基75周年・高専創立50周年記念事業公開講座として、中学生を対象に『エレクトロニクスサマースクール』を開催しました。

『エレクトロニクスサマースクール』では、電気電子工学科の教員の指導の下で、ライントレースカーを組み立てて、完成した車を使ったタイムトライアルを行いました。

ライントレースカーは走行コースに印された黒色の線をセンサーで感知して自走する車で、初日に組み立て作業を行った受講生たちは、ハンダ付け作業に悪戦苦闘していましたが、二日目に行われたタイムトライアルでは、完成した車に思い思いの調整を行い、レースに臨んでいました。レース中、コースアウトする車もありましたが、参加した中学生たちは真剣な表情でライントレースカーが進んでいく様子を見つめていました。

次に、ハンダ付けを行わないで  電子回路を組むことができてパソコン画面上の操作で電気信号の発生や測定もできる装置を用いて、小型スピーカーや小型マイクの実験を行い、音と電気信号の関係を学びました。さらに、モータの加速実験、太陽光発電系統連系実験、雷放電実験を見学し、電気電子技術のおもしろさを体験し、二日間にわたる公開講座を終了しました。

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学生寮でGlobal Village Fairを開催しました

去る7月3日(木)及び9日(水)、学生寮食堂において、Global Village Fairと題した国際交流イベントを開催しました。

このイベントは、外国人留学生と日本人寮生が一堂に介し、相互の異文化体験などを目的としたもので、マレーシア、インドネシア、バングラディシュ、モンゴルからの長期留学生とタイからの短期留学生、堀尊嗣(機械工学科4年)寮長ほか日本人寮生が参加し、国際交流を行いました。

まず、タイの留学生によるスライド説明が行われ、タイ式の三種類の「お辞儀」のスタイルが紹介されました。その後、留学生たちは、折り紙や習字道具を使って、日本文化の一面を体験しました。

参加者たちは、日本語、英語、タイ語、マレーシア語などを交えながらコミュニケーションをとり、楽しいひと時を過ごしながら、外国の文化への理解を深めていました。

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タイのモンクット王工科大学生を招へいし、学生交流を実施しました

7月7日(月)から11日(金)にかけて、タイのモンクット王工科大学ラカバン(KMITL)の情報学部の学部生6名、修士課程4名の学生が本校の学生たちと交流を行いました。

今回の来日は、独立行政法人科学技術振興機構の日本・アジア青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプラン)によるもので、本校黒木祥光制御情報工学科准教授が平成24年度国立高等専門学校機構在外研究員としてKMITLに滞在していたことがきっかけとなりました。

タイの学生たちは、久留米高専のものづくり教育センターでの授業の様子を見学したほか、同校学生と研究内容や学校概要を英語により相互に紹介し合ったり、高専プロコン受賞作品についてプログラミングラボ部と意見交換などを行ったりしました。また、同時期に特別聴講生としてKMITLとタイのカセサート大学から1か月以上同校に学びに来ているタイの学生たちとも交流し、意見交換を行いました。

台風接近により、当初予定されていた日本企業の見学が中止になるなどの日程変更もあったものの、最後の上田孝校長との懇談では、参加学生たちから口々に日本での貴重な研修機会を得たことへの感謝と日本や高専についての感想が述べられました。

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(写真左上)授業見学の様子(右上)プログラミングラボ部との交流風景(左下)校長との懇談の様子