令和4年度 第7回「高専ハカセ塾」を開催しました

9月3日(土)、本校と有明高専、熊本高専熊本キャンパス、熊本高専八代キャンパスの合同企画である合同研修を行いました。

 

普段は4会場に分かれて活動を行っている高専ハカセ塾ですが、合同研修では全ての会場の受講生が熊本高専熊本キャンパスに集まりました。有明高専 竹内先生の挨拶の後、熊本高専熊本キャンパス 山崎先生より、阿蘇山周辺の湧水の成り立ちについて説明がありました。また、阿蘇の水にまつわる施設について知ることで、世界の水問題の解決方法について考えてみて欲しいとの提案がありました。全体集合写真を撮影した後、各校ごとにバスに乗車し、久留米高専の受講生は、的石御茶屋跡(阿蘇市的石)、北塚・本塚(阿蘇市黒川)、明神池(南阿蘇村白水)、上井手(大津町内牧)を順番に巡りました。的石御茶屋跡と明神池では、各自で用意したペットボトルに湧水を入れ飲み比べるなどして、現地観測に夢中になっている姿がとても印象的でした。湧水巡りでは阿蘇が大きなカルデラ湖であったこと、九州の多くの川が阿蘇山から流れていて、大勢の人々の暮らしを支えていること、昔から使われている水を公平に分け合う技術などを学習しました。天候にも恵まれ、普段とは違った活動に受講生たちものびのびと学習できました。

 

3高専4キャンパス全体集合写真 湧水を採取(的石御茶屋跡)
久留米高専全体集合写真(北塚・本塚) リモナイト(褐鉄鉱)の説明
湧水を採取(明神池) 熊本高専学生からの説明(上井手)

 

―「高専ハカセ塾」とは―

高い意欲や能力を有する小中学生を発掘し、次世代科学技術を担う傑出した人財を育成することを目的としたプログラムで、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「ジュニアドクター育成塾」の採択事業として、有明高専・熊本高専・久留米高専の合同企画により実施しています。

公式HP:http://www.ie.ariake-nct.ac.jp/hakase/

 

〈本件担当〉

総務課研究推進係

電話:0942-35-9333

第8回ゴムの実践技術講座(実習)を開催しました

令和4年8月30日(火)から9月2日(金)にかけて、久留米高専において、第8回ゴムの実践技術講座(実習)(主催:一般社団法人日本ゴム協会九州支部)を開催しました。

この講座は、本校と日本ゴム協会九州支部との連携協力協定に基づき、ゴム技術者の人材育成を目的に、実務経験1年未満の社会人ゴム技術者や大学・大学院でゴムの研究に従事する学生を対象として本校で開催されたもので、生物応用化学科 渡邊准教授、神野技術職員が講師を務めました。

講座は「ゴム技術のファーストステップ講座-基礎から実践まで ゴム材料の奥深さを知る」をテーマに開催され、ゴム材料に関する基礎的概念の講義、配合組成の検討、ゴムコンパウンドの調製、加硫評価、最新の分析機器を活用した各種物性評価に関する実習を行い、最終的に、実習成果報告書を作成しました。

最終日には閉講式が行われ、渡邊准教授から受講生に修了証書が渡されました。

 

講義の様子 実習の様子

修了証を手にする受講生

 

〈本件担当〉

総務課研究推進係

電話:0942-35-9333