第57回全国高等専門学校体育大会サッカー競技で久留米高専が初の準優勝をしました

8月20~24日に香川県高松市で開催されました全国高等専門学校体育大会サッカー競技(兼全国高等専門学校サッカー選手権大会)において、本校サッカー部が初の決勝進出という快挙を成し遂げました。

1回戦では昨年ベスト4の群馬高専と対戦し、キャプテン松田君のハットトリックで「4-0」の快勝でした。2回戦では、1回戦を「13-0」の破壊力で突破した呉高専と対戦しました。前半に先制される難しい試合となりましたが、後半に松田君と田中君のゴールで3点を奪い逆転勝利で準決勝に進出しました。準決勝では9年連続出場の古豪・苫小牧高専が相手となりました。再度先制される苦しい展開となりましたが、松田君の同点ゴールから、古閑君と中野君の連続ゴールで「3-2」で勝利しました。

決勝では、1回戦から準決勝まで快進撃を続けてきた岐阜高専との対戦でした。Jリーグチームの元 U-18 メンバーを多数揃える本大会最強のチームです。互角の試合展開が続く一進一退の攻防の中、相手の攻撃を上級生の鶴森君、高橋君らを中心とした守備陣で凌いでいましたが、最後は決勝ゴールを決められ「0-1」の惜敗となりました。それでも、サブメンバーとマネージャーも含め、チーム一丸となって最後まで全力で戦ってくれました。準優勝は立派な結果です。

本大会では、「日頃お世話になっている保護者や先生、友人や先輩に試合を観ていただきたい」といった声が部員から挙がり、すべての試合でライブ配信を行いました。映像を撮影したのは女子マネージャー陣です。初めての経験で多少見づらい面もありましたが、久留米高専教職員の皆様が日頃より指導して頂いている部員が力を合わせて頑張っている姿を配信することができました。試合中は多くの皆様から映像越しに声援(コメント投稿)をいただき、疲れ切った選手には大きな励みになったのではないでしょうか。

本大会出場にあたり本校サッカー部の卒業生より暖かい応援をいただき、決勝戦の後に多数のメッセージが届きました。「決勝進出おめでとう」、「準優勝おめでとう」と併せて、「ありがとう」のメッセ―ジを見つけることができました。サッカー部の後輩の活躍で、多くの方々に感動を与えることができたと感じています。

本大会では、福嶋監督より部員に「自分の限界を超えろ」の宿題が課せられていました。限界を超えたかの判断はできませんが、すべての部員が大会を通して成長できたことは真実です。今後は、成長した部員達が念願の日本一を目指し大きく飛躍していくことを期待します。

 

本大会では、以下の部員が優秀選手と得点王に選出されています。

優秀選手: 松田弦己 (4M) 田中健翔 (4E) 久恒康太 (4A) 橋本晃太朗 (3S)

得点王:  松田弦己 6ゴール(4試合)

 

 

 

9月10日~9月16日は自殺予防週間です。

9月10日~16日は自殺予防週間です。悩みや不安があれば、一人で考え込まず、誰かに相談して下さい。
友人、両親、先輩、先生、困ったときは誰かに話を聞いてもらうと楽になります。
でも、「このことは相談できる人がいない」というとき、または、専門のカウンセラーに話を聴いてもらいたいときは、学生相談室を利用してください。
または、特設サイト「まもろうよこころ」でも電話の他、SNSやチャットによる相談ができます。

 

 

鳥栖市とIT人材育成に関する協定を締結しました

久留米高専は、去る8月26日、鳥栖市(橋本 康志 市長)との間でIT人材の育成に関する連携協定を締結しました。

 

この協定は、本校と鳥栖市が地域によるIT人材の安定的な育成と相互成長を目的に締結したもので、主な連携事項として①学生に対する鳥栖市が誘致したIT企業による就職説明会等の開催、②誘致IT企業への学生のインターンシップ、③誘致IT企業による学生への特別授業の開催など、地域のIT人材の育成に寄与する取組みを行っていくことを目標としています。

 

今後、本校と鳥栖市は、定期的に意見交換の場を設け、IT人材の育成に努めて参ります。

 

 

 

<本件担当>

久留米高専総務課研究推進係

電話:0942-35-9333

第34回ISTS福岡・久留米大会キックオフイベント「めくるめく宇宙博」に出展

9月3日(土)・4日(日)の2日間、久留米シティプラザにおいて開催された第34回ISTS福岡・久留米大会キックオフイベント「めくるめく宇宙博」において、からくり儀右衛門の蒸気機関車をモチーフとした機関車の実演走行と江戸時代の技術書「機巧図彙」をもとに復元したからくり人形についての説明展示を行いました。

このイベントは、令和5年6月に久留米市で開催される「第34回宇宙技術および科学の国際シンポジウム(ISTS)」に向けて、地元の機運醸成のために行われたもので、期間中「小惑星探査機はやぶさ2」のプロジェクトマネージャー・津田雄一氏による講演会や県内の宇宙に関する産学官の取り組みを紹介する「福岡宇宙展」などが開催されました。

 

本校の展示ブースでは、渡邊悠太教員によるデジタルファブリケーションにて製作したからくり人形の実演・解説と、教育研究支援センター職員による蒸気機関車の実演走行を行いました。

訪れた子供達は、蒸気を機関車が走り出すと歓声を上げながら、機関車の後ろをついて回ったりしていました。また、実演後は渡邊教員に対して子供たちや保護者等から数多くの質問が寄せられるなど、会場は大いに賑わっていました。

 

渡邊教員の説明を受ける来場者

ちびっ子宇宙飛行士の前を通り過ぎる蒸気機関車

説明を受けながら真剣な表情で人形を見つめる女子中学生 蒸気機関車実演走行の様子

 

 

〈本件担当〉

総務課研究推進係

電話:0942-35-9333

令和4年度 第7回「高専ハカセ塾」を開催しました

9月3日(土)、本校と有明高専、熊本高専熊本キャンパス、熊本高専八代キャンパスの合同企画である合同研修を行いました。

 

普段は4会場に分かれて活動を行っている高専ハカセ塾ですが、合同研修では全ての会場の受講生が熊本高専熊本キャンパスに集まりました。有明高専 竹内先生の挨拶の後、熊本高専熊本キャンパス 山崎先生より、阿蘇山周辺の湧水の成り立ちについて説明がありました。また、阿蘇の水にまつわる施設について知ることで、世界の水問題の解決方法について考えてみて欲しいとの提案がありました。全体集合写真を撮影した後、各校ごとにバスに乗車し、久留米高専の受講生は、的石御茶屋跡(阿蘇市的石)、北塚・本塚(阿蘇市黒川)、明神池(南阿蘇村白水)、上井手(大津町内牧)を順番に巡りました。的石御茶屋跡と明神池では、各自で用意したペットボトルに湧水を入れ飲み比べるなどして、現地観測に夢中になっている姿がとても印象的でした。湧水巡りでは阿蘇が大きなカルデラ湖であったこと、九州の多くの川が阿蘇山から流れていて、大勢の人々の暮らしを支えていること、昔から使われている水を公平に分け合う技術などを学習しました。天候にも恵まれ、普段とは違った活動に受講生たちものびのびと学習できました。

 

3高専4キャンパス全体集合写真 湧水を採取(的石御茶屋跡)
久留米高専全体集合写真(北塚・本塚) リモナイト(褐鉄鉱)の説明
湧水を採取(明神池) 熊本高専学生からの説明(上井手)

 

―「高専ハカセ塾」とは―

高い意欲や能力を有する小中学生を発掘し、次世代科学技術を担う傑出した人財を育成することを目的としたプログラムで、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「ジュニアドクター育成塾」の採択事業として、有明高専・熊本高専・久留米高専の合同企画により実施しています。

公式HP:http://www.ie.ariake-nct.ac.jp/hakase/

 

〈本件担当〉

総務課研究推進係

電話:0942-35-9333

第8回ゴムの実践技術講座(実習)を開催しました

令和4年8月30日(火)から9月2日(金)にかけて、久留米高専において、第8回ゴムの実践技術講座(実習)(主催:一般社団法人日本ゴム協会九州支部)を開催しました。

この講座は、本校と日本ゴム協会九州支部との連携協力協定に基づき、ゴム技術者の人材育成を目的に、実務経験1年未満の社会人ゴム技術者や大学・大学院でゴムの研究に従事する学生を対象として本校で開催されたもので、生物応用化学科 渡邊准教授、神野技術職員が講師を務めました。

講座は「ゴム技術のファーストステップ講座-基礎から実践まで ゴム材料の奥深さを知る」をテーマに開催され、ゴム材料に関する基礎的概念の講義、配合組成の検討、ゴムコンパウンドの調製、加硫評価、最新の分析機器を活用した各種物性評価に関する実習を行い、最終的に、実習成果報告書を作成しました。

最終日には閉講式が行われ、渡邊准教授から受講生に修了証書が渡されました。

 

講義の様子 実習の様子

修了証を手にする受講生

 

〈本件担当〉

総務課研究推進係

電話:0942-35-9333

第13回半導体材料デバイスフォーラムが開催されます(再掲載)

高専学生の教育/研究力向上への貢献を目的とした、第13回半導体材料デバイスフォーラムが下記のとおり開催されます。
また本フォーラム内において、大学や企業の内容を学生自らの手で情報収集してもらうことを目的に「企業・大学セミナー」
も併せて開催されますので、多数の皆様のご参加をお待ちしております。

(1)開催日時:令和4年10月10日(月・祝)9:00~18:00
(2)開催場所:熊本大学工学部(熊本市中央区黒髪2-39-1)
(3)参加対象・内容
半導体関連分野の教育関係者と高専・大学(院)生等を対象に、半導体デバイス(太陽電池やトランジスター等)の材料・プロセス・評価技術に関する研究成果・動向について、国内の高専・大学・企業から報告する。
(4)申込方法
令和4年10月5日(水)までに、以下のウェブサイトよりお申込みください。

https://smdf.kyu-kosen-ac.jp/

 

【チラシ】                                                       【企業・大学セミナーチラシ】

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PDFダウンロードはこちら PDFダウンロードはこちら

 

〈本件担当〉
総務課研究推進係
電話:0942-35-9333

社会人向け公開講座「3D-CAD基礎講座」を開催しました

令和4年8月24日(火)、8月25日(水)に、久留米高専において社会人向け公開講座「3D-CAD基礎講座」を開催しました。

 

本講座では、最近では当たり前になっている3D-CADについて、モデリングの仕方、考え方や業務等で活かせるよう基礎的な内容を行いました。

最初にスケッチ(2次元)を元にして、押出ボス、押出カット、ロフト、スイープなどを用いて様々な3次元データを作成しました。次にミニバイスの組み立て図を例題に、3次元データ(部品)を組み合わせたアセンブリ(組み立て)を行い、そのメリットを体感して頂きました。 その他、3次元寸法の入れ方、2次元CADデータから3次元化を行い、最後に応力をはじめとした材料力学の初歩的な講義と解析の実践・演習を行いました。

短い時間内で盛りだくさんの内容でしたが、受講生の皆さまも頑張っておられました。

 

本公開講座は、日本設計工学会九州支部、日本機械学会九州支部共催のもと、本校の機械工学科主催により開催しました。

講座の最後には受講生全員に修了証書が授与されました。

 

講座風景 修了証書授与の様子

 

 

<本件担当>

総務課研究推進係 0942-35-9347

令和4年度 第6回「高専ハカセ塾」を開催しました

8月27日(土)久留米高専において、第一段階の受講生に対する「多様経験型プログラム」ならびに第二段階の受講生への「自主プロジェクト型プログラム」がそれぞれ開催されました。

 

「多様経験型プログラム」では、材料システム工学科の教職員を講師に迎え、“金属を溶かして固める!!おもしろ『鋳造』体験!!”と題して、鋳造についての講義や消失鋳型法(フルモールド法)による鋳造体験が行われました。

最初に、鋳造の歴史や方法、用途などについて学習しました。金属を溶かして固めてできた鋳物がクルマや電化製品の部品、街や道路で見かけるフェンスや街灯、マンホールの蓋などに使用されていることや、奈良の大仏様が世界最大の鋳物であることなど、受講生にとっては初耳なだけに、メモを取りながら熱心に聞いていました。

鋳造体験では、まず、作りたい形をイメージしてから発泡スチロールを加工し、それを砂に埋めて砂型を作りました。砂型がきちんとできていないと、それまでの作業が無駄になりますので、受講生は教職員や学生メンターに手伝ってもらいながら、丁寧に作業を進めました。800度ぐらいに加熱され、水飴のようになったアルミニウムが砂型に注ぎ込まれると同時に発泡スチロールは溶かされ、しばらくすると、その形がアルミニウムで再現されて、砂型から取り出されました。受講生は、普段では体験できない“鋳物作り”を通して、「ものづくり」の大切さやおもしろさを理解できたようでした。

 

一方、「自主プロジェクト型プログラム」では、第二段階の受講生が、研究発表のデータを検索していました。今年度の研究テーマに早速取り組む受講生も見受けられました。

 

鋳造についての講義 作りたい形をイメージして下書き
発泡スチロールを加工する様子 二酸化炭素を吹きつけて土を固める様子
個性あふれた完成品を手に記念撮影 研究に取り組む第二段階の受講生

 

 

 

―「高専ハカセ塾」とは―

高い意欲や能力を有する小中学生を発掘し、次世代科学技術を担う傑出した人財を育成することを目的としたプログラムで、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「ジュニアドクター育成塾」の採択事業として、有明高専・熊本高専・久留米高専の合同企画により実施しています。

公式HP:http://www.ie.ariake-nct.ac.jp/hakase/

 

〈本件担当〉

総務課研究推進係

電話:0942-35-9333

科研費講習会を開催しました

去る令和4年8月30日(火)に、教職員を対象とした科研費講習会を開催しました。

講習会では、久留米大学分子生命科学研究所 児島将康教授によるご講演、本校教員による採択事例の紹介、事務担当者からの概要等説明の3部構成で行われ、約40名の教職員が参加しました。

久留米大学 児島教授による講演では、申請書作成において重要な10の重要チェックポイントについて、具体的な解説をいただきました。また、笈木教授と菰田准教授による科研費採択者による事例紹介では、申請書作成のうえで各々が留意した点などについての話がありました。

参加した教職員は講演や事例紹介が終了した後、熱心に質問をするなど、科研費の獲得に向け有意義な講習会となりました。

 

久留米大学 児島教授による講演の様子 菰田准教授による事例紹介の様子

 

〇科研費(科学研究費助成事業)は、人文学、社会科学から自然科学まで全ての分野にわたり基礎から応用までのあらゆる「学術研究」を格段に発展させることを目的とする「競争的研究資金」で、文部科学省や独立行政法人日本学術振興会から研究助成が行われます。

 

〈本件担当〉

総務課研究推進係

電話:0942-35-9333