令和6年度 1年生実習開始

1年生の機械加工実習が始まりました

木型製作の説明をする様子
木型製作の説明
木型の材料の板をのこぎりで切断する様子
鋸引き

金属を溶かして鋳型に流し込む鋳造では、砂で鋳型を作るときのテンプレートとして「木型」を使用します。その製作のための説明を聞き、のこぎりで材料の板を切断していました。

 

鋳型の作り方を教える様子
鋳型製作の説明

こちらは上で作った木型を使い、鋳型を作る方法をレクチャーしている様子です。実習は班に分かれて行うため、こちらの学生さんは木型をまだ作ったことはないのですが、一度には実習できないのでやむをえません。

 

1年生が初めて鍛造をする様子
初めての鍛造

こちらは鍛造の実習です。初めて熱した鋼をハンマーでたたくので、ちょっとおっかなびっくりですね。

 

旋盤の使用方法を説明する様子
旋盤の説明

旋盤の実習です。使い方によっては危険な機械なので、安全についてしっかりと説明を受けています。

 

教員新規採用!

令和6年度に上野虎太郎助教が着任されました。専門のご研究は鉄鋼材料です。

令和6年度は九州大学大学院での学位取得と平行して本校での教育研究に努めていただく関係で担当の授業は多くありませんが、学位取得後はバリバリ頑張っていただくことを期待しています!

学生の皆さんどうぞよろしくお願いします。

今年度最初の鋳込み作業

機械加工実習1(機械工学科1年生)の今年度最初の鋳込み作業が実施されました。

機械工学科の実習の特徴は、鋳鉄溶解の基本である「キュポラ」を用いること、溶けた鉄(溶湯: ようとう)を指導員の補助を受けながらも学生自身が運び、鋳型に注ぐことにあります。


炎を上げるキュポラ。この中で燃料のコークスが燃焼し、材料となる鉄を溶かします。

 

溶湯を運び、鋳型に注ぐ様子です。

新しい工作機械の導入

実習工場「ものづくり教育センター」に令和3年度末に導入された工作機械、DMG森精機 NTX1000の実習での活用が始まりました。

NTX1000は複合加工機と呼ばれる工作機械の1つで、旋盤から発展した機械です。工作物を主軸でつかみ、回転させて工具を押し当てて削る動作が基本となっていますが、主軸とは別に「工具主軸」を持ち、フライスなどの回転工具を利用することができます。これにより主軸を回転させながらバイトではなくフライスで切削するターンミーリングや、主軸を正確な角度で固定して工具主軸により穴あけやフライス加工をするなど、非常に複雑な切削加工をすることが可能です。機械工学科では今後、この機械を用いた教育・研究に大いに取り組んでいこうと思います。