株式会社ケンコントロールズ様から実習器具を寄贈いただきました

令和2年1月17日、久留米高専において、株式会社ケンコントロールズ(久留米市)からの寄附物品の寄贈式を挙行し、株式会社ケンコントロールズ 代表取締役社長 田端秀丞 様から本校に、はんだこてセット及び吸煙器が寄贈されました。

株式会社ケンコントロールズは、久留米高専の技術振興会であるテクノネット久留米の会員であり、これまでも本校の教育研究の発展にお力添えいただいていましたが、さらに今回、本校の教育環境の向上に資するためとして、西日本シティ銀行の地域応援私募債「つなぐココロ」の発行によりはんだこてセット等の基礎的な実習器具を寄贈いただいた次第です。

寄贈いただいた器具は、電気電子工学科において、学生の実験実習や公開講座に際して大切に活用いたします。

(左)田端代表取締役社長 (右)三川校長
出席者全員で記念撮影 寄贈されたはんだこてセット及び吸煙器を囲んで
(右端 越地電気電子工学科長)

 

<本件担当>
総務課研究推進係
電話:0942-35-9333

材料工学科5年生 中西賢斗君が第11回半導体材料・デバイスフォーラムでポスター発表最優秀賞を受賞しました

令和元年12月21日(土)に福岡県春日市で開催されました第11回半導体材料・デバイスフォーラムで材料工学科5年生の中西賢斗君がポスター発表最優秀賞を受賞しました。

マグネシウムは冷間加工性が悪く、室温での圧延では薄板化するのが難しい金属です。そのため実用化へ高コスト等の問題があり、なかなか使用されていません。

中西君は室温での加工性の悪いマグネシウムの冷間圧延挙動を解明するため、圧延垂直面の各圧下量における組織変化を観察しました。その結果、冷間における圧延挙動を解明し、今後の純マグネシウムの冷間圧延性の向上に期待できます。

中西君は手間のかかる実験を丁寧でこつこつと積み上げ、研究に取り組んだことが評価されました。

受賞した中西君 ポスターと中西君

 

<本件担当>
学生課学生生活支援係
電話:0942-35-9317

学生寮にて新成人を祝福しました

令和2年1月8日(水)、令和元年度学生寮成人式を開催し、40名(うち海外からの特別聴講学生1名)の成人を、寮生及び寮務関係の教職員で祝福しました。

式では、下級生を代表して寮長から祝辞があり、その後、前寮長である5年生が新成人代表として謝辞を述べました。両者とも、ユーモアの中に今後の寮運営について考えさせる、素晴らしい挨拶でした。

自由には責任を伴うことについて、中嶌寮務主事から新成人へ激励の言葉が贈られた後は、和やかな食事会となりました。これから就職や進学を予定している上級生は特に、残り少ない寮生活を惜しむように、次から次へと会話が弾んでいました。

新成人へ記念品(複合筆記具)の贈呈 主事から新成人への挨拶

 

<本件担当>
学生課寮生活支援係
電話:0942-35-9463

女性対象の教員職体験インターンシップを実施しました

令和元年12月18日から20日にかけて、久留米高専において高専教員職体験インターンシップを実施しました。

本インターンシップは久留米高専及び高専教員という職業について知ってもらうことを目的として、(1)ポストドクターの女性(2)大学院博士課程(修士含む。)在学中の女性(3)博士号を持つ社会人の女性を対象に毎年実施しているものです。

今回の受入学科である一般科目(理科系)が中心となり、生物応用化学科など他学科の協力も得て、校内見学、授業見学、学生へ研究内容のプレゼンテーション、実際の授業体験、寮・部活見学などを計画・実施し、高専教員という職業を体験してもらいました。

実習項目として、学科教員とのランチミーティングや女性教員との懇談などの時間をとり、久留米高専での教員生活について実体験を聞き、参加者に高専及び高専教員のことを知ってもらう機会も設けられました。

授業体験 研究内容プレゼンテーション
女性教員との懇談

 

<本件担当>
総務課人事・労務係
電話:0942-35-9305

西日本新聞社の方をお招きし、広報活動に関するワークショップを開催しました

令和元年12月19日(木)久留米高専において、本校の広報活動に関するワークショップを開催しました。

西日本新聞社久留米総局長 濵田 耕治様を外部講師としてお招きし、本校の広報活動について新聞記者として見た切り口からのご講演を頂きました。
その後、参加した教職員が実際に記事の一段落目や見出しを執筆する事や、自分が広報担当であれば、本校の魅力をこんな見出しでリリースする、といったワークショップを行いました。

参加者全員が広報担当者になった気持ちで臨み、様々な質疑応答が行われ、本校の広報力が向上するワークショップとなりました。

 

講師としてお招きした濱田総局長
講演を熱心に聞く参加者たち ワークショップでの質疑の様子

 

<本件担当>
総務課総務係
電話:0942-35-9304

 

第56回九州沖縄地区高専体育大会ラグビーフットボール競技で久留米高専が優勝しました

去る令和元年11月9日(土)~12日(火)、鹿児島県立サッカー・ラグビー場にて第56回九州沖縄地区高専体育大会ラグビーフットボール競技が開催され、本校は10年ぶり17回目の優勝を果たし、9年連続31回目の全国大会出場を決めました。

この優勝について、本校ラグビー部主将 江島 収さんが以下のようにコメントしています。

『今回、第56回九州沖縄地区高専ラグビーフットボール大会に出場し、優勝することができました。去年の大会では、決勝で佐世保高専と対戦し、悔しい負け方をしていました。また、去年から、チームは上級生が減り下級生主体のチームに移り変わっていました。そこで、部員間でチーム・ゲーム分析を行ったところ、攻撃力不足が課題という結論に至りました。よって、その攻撃力強化を練習の目標に掲げて練習プランを考え、良い状態で大会に臨むことができました。
決勝戦の前半では、自分たちの練習してきた成果を出すことができ、試合の流れを掴むことができました。これが勝利につながったと思います。しかし、内容は完全ではなく、試合中のミスも目立ちました。これからもこの結果におごることなく、目標である1月の全国大会優勝に向けてチーム一丸となり頑張っていきます。
最後になりましたが、日頃よりご指導、ご支援を頂いている先生、OBの方々、コーチ、学生課をはじめとする学校の方々、そして周りの皆様へ感謝いたします。これからもご期待に添えられるよう頑張っていきたいと思いますので、引き続き応援のほど,宜しくお願いいたします。』  主将 江島収 (機械工学科5年)

久留米高専の全国大会初戦(対津山高専)は、令和2年1月5日12時20分から兵庫県の「神戸総合運動公園ユニバー記念競技場」で開催されます。

悔しい経験を糧に地区大会優勝を掴み取り、スポーツマンとしても大きく成長した久留米高専ラグビー部の全国大会での活躍に大いに期待します。

桜島をバックにトロフィー・賞状を掲げるラグビー部および関係者 一同

 

<本件担当>
学生課学生生活支援係
電話:0942-35-9317

令和元年度「高専ハカセ塾」の成果発表会・修了式を開催しました

12月21日(土)、久留米高専において、「高専ハカセ塾(久留米高専会場)」の成果発表会及び修了式を開催しました。

成果発表会では、受講生が自分で決めた研究テーマについて、調べて考察したことをポスターにまとめ、発表しました。
修了式では、久留米高専 三川校長から一人ひとりに修了証書が授与され、久留米高専会場での活動を修了しました。
自身の興味を深く探求した素晴らしい発表ばかりで、受講生の皆さん、高専ハカセ塾の目指す“次世代科学技術を担う傑出した人材”となり1年間の課程を修了しました。修了後も、興味関心を多方面に広げて探求する姿勢を持ち続け、それぞれの学校で活躍してくれることを期待します。

なお、1月25日(土)に開催される第2回小・中学生ジュニア学会において、高専ハカセ塾の受講生が研究成果を発表する予定です。

(第2回小・中学生ジュニア学会)
http://www.ie.ariake-nct.ac.jp/hakase/

成果発表会の様子(ポスター発表) 成果発表会の様子(自作装置の実演)
修了式の様子 受講生皆で記念撮影

 

―「高専ハカセ塾」とは―
高い意欲や能力を有する小中学生を発掘し、次世代科学技術を担う傑出した人材を育成することを目的としたプログラムで、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「ジュニアドクター育成塾」の採択事業として、有明高専・熊本高専・久留米高専の合同企画により実施しています。
公式HP:http://www.ie.ariake-nct.ac.jp/hakase/

 

<本件担当>
総務課研究推進係
電話:0942-35-9333

本校学生が中学生向けの「サイバーセキュリティボランティア」を実施しました

12月12日(木)、本校生物応用化学科5年の鬼木秋実さん、制御情報工学科4年の坂口大征さん、機械・電気システム工学専攻1年の江﨑喬祐さん、油布航一郎さんの4名が講師となり佐賀市立城東中学校にて1年生(約190名)に向けて「サイバーセキュリティボランティア」を実施しました。

「サイバーセキュリティボランティア」とは、独立行政法人国立高等専門学校機構サイバーセキュリティ人材育成事業(通称:K-SEC)の取り組みとして実施されているもので、近隣の警察と協力して高専生が小中学生に向けてセキュリティ教育の講演をおこなう活動のことです。本校は佐賀県警察本部と協力しています。

今回の講演では、インターネットやSNSとの正しい関わり方について、学生が作成したスライドを使って説明し、その様子はサガテレビ「かちかちPress」でも放送されました。
講演を聴いた城東中学校の生徒さん達だけではなく、講師を務めた本校の学生達にとっても、貴重な体験になったのではないかと思います。

本校では、今後も福岡や佐賀の小中学生に向けに「サイバーセキュリティボランティア」を実施してまいります。

講演の様子 講演後の記念撮影
(佐賀県警の方と本校学生及び教職員)

 

<本件担当>
学生課学術情報係
電話:0942-35-9306

専攻科2年生 平川さんが国際学会で最優秀学生論文賞を受賞しました

12月3日(月)から6日(金)に台湾の台北 北投温泉リゾートで行われた2019 ISPACS(International Symposium on Intelligent Signal Processing and Communication Systems)にて、専攻科機械・電気システム工学専攻2年生の平川智也君がBest Student Paper Award(最優秀学生論文賞)を受賞しました。

発表タイトルは「Image Classification by Multilayer Feature Extraction Based on Nuclear Norm Minimization」で、特徴抽出を多層化して画像の認識を行うという内容です。
ISPACSは査読付の国際会議で、発表論文は米国IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)のデータベースに登録され、DOI(Digital Object Identifier)が付与されます。本年度の採択率は65%でした。

提案方法は、ニューラルネットワークで採用されている活性化関数ReLU(Rectified Linear Unit)を非負領域への指示関数で置き換え、また、従来法では直交基底に限定されていた特徴抽出の重み行列を核ノルムを用いて線形従属化することにより、特徴抽出を凸最適化問題に帰着しています。

英語による発表と質疑、研究の独自性が評価されました。今後も更なる活躍が期待されます。

【最優秀学生論文賞を受賞した平川さん(左)と黒木教授(右)】

【受賞した最優秀学生論文賞】

 

<本件担当>
学生課学生生活支援係
電話:0942-35-9317