科研費講習会を開催しました=久留米高専=

去る令和5年7月25日(火)に、教職員を対象とした科研費講習会を開催しました。

講習会では、久留米大学分子生命科学研究所 児島将康教授によるご講演、本校教員による採択事例の紹介、事務担当者からの概要等説明の3部構成で行われ、約40名の教職員が参加しました。

久留米大学 児島教授による講演では、「審査委員⽬線からみた申請書の⽋点と改良」と題して、審査委員の目を引き、読む気にさせる充実した申請書の作成について、具体例を交えて解説をいただきました。また、中武教授と我部准教授による科研費採択者による事例紹介では、申請書作成のうえで各々が留意した点などについての話がありました。

参加した教職員は講演や事例紹介が終了した後、熱心に質問をするなど、科研費の獲得に向けて有意義な講習会となりました。

 

 

久留米大学 児島教授

 

による講演の様子

 

〈本件担当〉

総務課研究推進係

電話:0942-35-9333

第33回環境工学総合シンポジウムにて研究発表(卒業研究関係)

現在,機械工学科の流体研究室と材料強度研究室では共同で,小形水平軸プロペラ風車の高性能化に関する研究を行っています。

令和4年度の材料強度研究室の5年生が卒業研究で実施した「小型風車用前進・後退翼の形状及び性能に関する予備的検討」の研究成果を,流体研究室の専攻科 機械・電気システム工学専攻 機械工学コースの1年生がその春休みに引き継ぎ性能実験を行いました
それらの研究成果を専攻科生が取りまとめ,2023年7月25日(火) 島根県松江市で開催された日本機械学会 第33回環境工学総合シンポジウムにて,「円弧状に前進・後退させた小型水平軸風車用ブレードの予備的検討」というテーマで発表しました。

・研究発表の様子
学会発表(環境工学総合シンポジウム)

・発表資料抜粋(実験装置の紹介)

・発表資料抜粋(供試ブレード)

本研究は,街で見かけるような小形プロペラ風車の高性能化を目的として,一般的な直線的な風車ブレード(翼)を,写真のような大きく円弧状に変形させたブレードを検討しています。最近では,学科内の研究室でも3Dプリンタが複数台あり,CADで設計したものを比較的簡単に製作することができます。
発表した研究では,直線的なブレードに加えて,回転方向とその逆方向に円弧状に変形させたブレード(スイープ翼)を作成し,風洞実験により出力性能を比較しました。これまでの結果では,スイープ翼により性能が高くなる可能性が示されました。・研究室の3Dプリンタ

・3Dプリンタで作成した風車ブレード

学会発表は,前日に現地入りの予定でしたが,悪天候のため欠航となり,当日早朝に出発、その日の夜には帰着する弾丸ツアーとなってしまいました。