令和2年度 第5回「高専ハカセ塾」を実施しました

11月21日(土)、久留米高専において、「高専ハカセ塾」第5回目の講座を実施しました。

今回は、本校と有明高専、熊本高専熊本キャンパス、熊本高専八代キャンパスをオンラインで繋ぎ、3高専(4キャンパス)オンライン合同研修を行いました。

第一部では、「高専ハカセ塾deボールつなぎ」と題して、3高専の受講生から提出された動画を1本の作品にまとめた動画を視聴しました。事前課題として「画面の左上から右下にボールを動かした動画」という指定で受講生が各自制作したものですが、プログラミングで制作した作品や位置エネルギーから運動エネルギーへ変化するピタゴラ装置を利用した作品など、工夫を凝らした、素晴らしいものばかりでした。
動画視聴後には、いくつかの動画をピックアップして制作時難しかった事や工夫した点などのインタビューも行われました。
第二部では、各会場から研究発表や高専ハカセ塾の取組紹介が行われ、久留米高専会場では、受講生による活動報告を行いました。

今年度の合同研修は新型コロナウイルス感染症の影響でオンライン開催となりましたが、受講生は、3高専(4キャンパス)の受講生皆でひとつの動画を作り上げたり、他高専での活動状況や研究内容を知ったりと、大いに刺激を受けたようでした。

また、合同研修終了後には、高専ハカセ塾担当教員から、今後の自由研究の進め方についての説明を行いました。

高専ハカセ塾deボールつなぎ 制作した動画について解説
久留米高専会場の活動報告 オンラインでの他高専会場との記念撮影

 

―「高専ハカセ塾」とは―
高い意欲や能力を有する小中学生を発掘し、次世代科学技術を担う傑出した人財を育成することを目的としたプログラムで、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「ジュニアドクター育成塾」の採択事業として、有明高専・熊本高専・久留米高専の合同企画により実施しています。
公式HP:http://www.ie.ariake-nct.ac.jp/hakase/

 

〈本件担当〉
総務課研究推進係
電話:0942-35-9333

学校説明会(11/7)を開催しました

久留米高専では、新型コロナウイルス感染症対策を行ったうえで学校説明会を11月7日(土)に開催し、中学生や保護者の方々約120名が本校を訪れました。

説明会では江崎副校長から、本校概要や入試についての説明が行われた後、質疑応答では熱心に多数質問が寄せられました。

参加者からは、「とても有意義な説明会でした。」、「希望者の知りたいポイントを押さえた分かりやすい説明でした。」等、好評な意見が多く寄せられました。

学校説明会の様子

<本件担当>
学生課教務係
電話:0942-35-9463

第57回九州沖縄地区高専体育大会ラグビーフットボール競技で久留米高専が優勝しました

去る令和2年11月14日(土)、15日(日)、宗像市グローバルアリーナにて第57回九州沖縄地区高専体育大会ラグビーフットボール競技が開催され、本校が優勝しました。
この優勝について、本校ラグビー部副主将 柿野 航輝さんが以下のようにコメントしています。

『本校は昨年度に続き優勝(通算18回目)を果たし、10年連続32回目の全国大会出場を決めました。今年はコロナの影響により全員で練習する機会が少なく、試合数も大幅に減っていましたが、3年生を中心に自粛期間中もトレーニングを行い、昨年よりも個々のスキルが上がりました。また、今年のチームは5年生がいないため来年度も全く同じメンバーで臨むことができるのが強みだと思っています。来年度までに目標である全国制覇を達成するため、今年度の全国大会までにチーム一丸となり、九州大会の反省を生かし練習したいと思います。最後になりましたが、日々ご指導してくださる先生、OBの方々、コーチ、学生課をはじめとする学校の方々、そして周りの皆様へ感謝し、期待に応えられるよう日々精進して参ります。』副主将 柿野航輝(機械工学科4年)

全国大会は令和3年1月4日(月)~9日(土)に兵庫県の神戸総合運動公園で開催予定です。
コロナ禍での逆境に屈せず、地区大会の優勝を掴み取った久留米高専ラグビー部の全国大会での活躍に大いに期待します。

【トロフィー・賞状を掲げるラグビー部および関係者 一同】

【トロフィーを授与される本校ラグビー部】

<本件担当>
学生課学生生活支援係
電話:0942-35-9317

令和2年度 第4回「高専ハカセ塾」を実施しました

11月14日(土)、久留米高専において、「高専ハカセ塾」第4回目の講座を実施しました。

今回は、材料システム工学科の教員を講師に迎え、「銀粘土を使ったシルバーアクセサリー製作」と題して、金属加工の方法や粉末冶金についての講義を受け、キーホルダーチャームを製作しました。

シルバーアクセサリーの製作では、まず陶芸粘土を使ってデザインイメージを形にする練習をしました。形が決まったら銀粘土で造形します。銀粘土は柔らかく、数分で乾燥してしまうため丁寧かつ迅速に作業を進めました。
造形した銀粘土を乾燥させると粘土に含まれる水分が蒸発して材料が固くなるので、それをやすり等で形を整え、焼成します。780℃の高温で5分焼き終えると、微粉末同士が結合し純度99.9%の純銀になります。最後に、時間をかけて丁寧に磨き上げると、作品が輝きはじめました。

受講生は、シルバーアクセサリー製作を通して材料の変化を目にし、銀粘土の組成や粉末冶金のしくみを学習しました。普段では体験できない、金属加工の工程と間近に接し、「ものづくり」にまた一つ関心を持ったようです。

造形中 乾燥作業
焼結作業 完成作品

 

―「高専ハカセ塾」とは―
高い意欲や能力を有する小中学生を発掘し、次世代科学技術を担う傑出した人財を育成することを目的としたプログラムで、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「ジュニアドクター育成塾」の採択事業として、有明高専・熊本高専・久留米高専の合同企画により実施しています。
公式HP:http://www.ie.ariake-nct.ac.jp/hakase/

<本件担当>
総務課研究推進係
電話:0942-35-9333

イノベーション・ジャパン2020 ―大学見本市Online― に出展しました

本校 材料システム工学科 佐々木大輔 助教が、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)主催「イノベーション・ジャパン2020 ―大学見本市Online―」の大学等シーズ展示に出展しました。
公式サイトにおいて、研究シーズ「超高齢化社会の物流を支える老朽化した大型構造物の簡易補修方法」について紹介されています。11月30日まで公開されていますので、ぜひご覧ください。

【イノベーション・ジャパン2020 ―大学見本市Online― 公式サイト】
https://ij2020online.jst.go.jp/exhibitor/un20200159.html

〈本件担当〉
総務課研究推進係
電話:0942-35-9333

ウェーブホールにパープルツリーを設置しました

毎年11月12日から11月25日までは、内閣府の「女性に対する暴力をなくす運動」期間で久留米市も同期間に女性に対する暴力根絶の象徴であるパープルリボンにちなみ、パープルリボンキャンペーンとして様々な取組を行われており、キャンペーンの一環として、本校にパープルツリーを設置いただきました。

この取組をつうじ本校生が暴力の被害者にも加害者にもならないよう、若いうちから暴力を容認しない意識の醸成を図っていきたいと思います。

“パープルツリー”とは
“パープルツリー”は、女性に対する暴力根絶の象徴であるパープルリボンをたくさん付けることで、女性に対する暴力根絶を広く呼びかけるものです。
また、被害にあった女性には「貴方は一人ではありません。一人で悩まずに相談してください」というメッセージも込められています。

<本件担当>
総務課総務係
電話:0942-35-9304

令和2年度 第3回「高専ハカセ塾」を実施しました

10月31日(土)、久留米高専において、「高専ハカセ塾」第3回目の講座を実施しました。

今回は、制御情報工学科の教員を講師に迎え、「ビーバーチャレンジによる情報科学入門」と題して情報科学について学習しました。

前半は、コンピュータで使用される誤り検知の例として、図書の裏表紙に印刷されている国際標準図書番号「ISBN」についての解説があり、実際の図書を用いて、チェック桁を計算し、誤り検知の仕組みを学びました。
受講生は、様々な図書を選び、計算して確認していました。

後半は、情報科学に関する「ビーバーチャレンジ」の問題に取り組みました。
受講生は、ランダムに配布された過去問題を、社会人メンターや学生メンターの助言を受けながら解き進めました。
メンターによる採点や解説を受けることで、受講生の情報科学に対する好奇心が生まれたようでした。

●ビーバーチャレンジ(コンテスト)とは、情報オリンピック日本委員会が初等・中等教育段階の児童・生徒を対象として開催しているコンテストです。

 

ISBNに関する解説 本を選ぶ受講生
ビーバーチャレンジの問題に取り組む受講生

 

―「高専ハカセ塾」とは―
高い意欲や能力を有する小中学生を発掘し、次世代科学技術を担う傑出した人財を育成することを目的としたプログラムで、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「ジュニアドクター育成塾」の採択事業として、有明高専・熊本高専・久留米高専の合同企画により実施しています。公式HP:http://www.ie.ariake-nct.ac.jp/hakase/

 

〈本件担当〉
総務課研究推進係
電話:0942-35-9333

第33回 アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト2020オンライン開催のお知らせ

「第33回 アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト2020」が新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、自宅や学校からロボットのパフォーマンスを披露してもらう、「オンライン」形式で開催されます。

高専ロボコン2020の競技テーマは、「だれかをハッピーにするロボットを作ってキラリ輝くパフォーマンスを自慢しちゃおうコンテスト」略称「はぴ☆ロボ自慢」です。

どんなパフォーマンスに挑戦するかも、ロボットの台数も自由!
それぞれの場所で披露できる最大限の「アイデア」を思う存分“自慢”する大会です。
困難な状況にあっても未来のエンジニアたちがつくるロボットでみなさんを応援し、世界が元気になることを
目指します。
例年のように会場には集まりませんが、みんなでアイデアを出し合った、今年ならではの高専ロボコンで盛り上がりましょう。

九州沖縄地区大会は11月1日(日)14:30から試合の模様がオンライン生配信されます。
応援したい方は、バーチャル会場で応援できます。

詳細は以下のページをご覧ください。

ロボコン公式ホームページ
http://www.official-robocon.com/

高専ロボコン2020オンライン大会スケジュール
http://www.official-robocon.com/kosen/wordpress/wp-content/uploads/kosen2020_release1007.pdf

ロボコン公式YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/c/ROBOCON-Official

<本件担当>
学生課学生生活支援係
電話:0942-35-931

令和2年度 第2回「高専ハカセ塾」を開催しました

10月24日(土)、久留米高専において、「高専ハカセ塾」第2回目の講座を実施しました。

今回は、連携講座として、高専ハカセ塾 有明高専会場のシニアメンターを講師に迎え、「食品の糖度を測ってみよう」「物質の色と分子の形」と題して化学実験を行いました。

前半は、屈折糖度計を使って、濃度の違う砂糖水や様々な試料(野菜・果物・飲料・はちみつなど)の糖度を測り、光の性質や、水溶液の濃度による屈折率の違いについて学習しました。ひとつの野菜や果物でも測定する部位によって糖度が違い、受講生は、梨の上下、外側、中心部など部位ごとの糖度を測定し記録しました。

後半は、水溶液の色の変化から、分子構造のしくみや反応速度、pH条件による色の変化について学びました。
水酸化ナトリウム水溶液にグルコース、インジゴカルミン水溶液を混ぜる酸化還元反応(信号反応)の実験では、黄色から赤、緑へと水溶液の色が変化する様子に受講生から歓声が上がりました。
pHによる色の変化の実験では、植物色素を酸性からアルカリ性までのpHの異なる5段階の水溶液に加え、色の違いを確認しました。

二人一組で話し合いながら実験を行い考察することで、受講生同士の緊張もほぐれた様子で、身近な食べ物を使った測定や液体が様々な色に変化する実験など、化学実験を楽しく体験することができたようです。

砂糖水の糖度測定 様々な食べ物の糖度測定
糖度計による測定 植物色素の実験

 

―「高専ハカセ塾」とは―
高い意欲や能力を有する小中学生を発掘し、次世代科学技術を担う傑出した人財を育成することを目的としたプログラムで、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「ジュニアドクター育成塾」の採択事業として、有明高専・熊本高専・久留米高専の合同企画により実施しています。
公式HP:http://www.ie.ariake-nct.ac.jp/hakase/

〈本件担当〉
総務課研究推進係
電話:0942-35-9333