令和4年度 第8回「高専ハカセ塾」を開催しました

9月10日(土)、久留米高専において、「高専ハカセ塾」第8回目の講座を開催しました。

 

今回は、機械工学科の教員を講師に迎え、「きのくにロボットフェスティバル校内大会」と題した、ロボットの操縦体験を行いました。

前半は、前回のロボット製作の講座で製作したロボットを材料を足しながら改良して、試運転を行いました。段ボールや割り箸、ガムテープなど、受講生のアイディアが溢れる材料を教員が忙しそうに調達していました。

後半は、高専ハカセ塾で参加予定の「きのくにロボットフェスティバル2022・全日本小中学生ロボット選手権」の模擬試合を行いました。小学生の部・競技課題「レッツ・フィッシング」の競技ルールをもとにロボットは小学生、中学生それぞれの競技向けのものを使用しました。競技はコート上にばらまかれた魚(洗濯ばさみ)を陸に釣り上げ(乗せ)得点を競います。陸エリアは、3段の高さがあり、1段ごとに点数が加算されます。相手より早く、コート上のすべての魚を陸エリアの3段目に釣り上げた場合、制限時間内でも「大漁(完了)」となり、勝ちとなります。思い通りに動かなかったり、調子よく動いたりと操縦者は一喜一憂していました。

小学生、中学生のトーナメントで対戦試合を行った後もさらに、対戦希望者を募り試合をしました。受講生は相手コートの魚(洗濯ばさみ)のばらまき方から戦略を練っていました。対戦を重ねるごとに、「もう一回やりたい!」と次々に手が上がり、講座終了間際まで、白熱した試合が繰り広げられました。

 

材料を足しながら 、改良する様子
試運転をしながら、問題点を探す 魚(洗濯ばさみ)を相手コートにばらまく
小学生対戦 中学生対戦

 

―「高専ハカセ塾」とは―

高い意欲や能力を有する小中学生を発掘し、次世代科学技術を担う傑出した人財を育成することを目的としたプログラムで、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「ジュニアドクター育成塾」の採択事業として、有明高専・熊本高専・久留米高専の合同企画により実施しています。

公式HP:http://www.ie.ariake-nct.ac.jp/hakase/

 

〈本件担当〉

総務課研究推進係

電話:0942-35-9333

令和4年度 第1回 久留米工業高等専門学校SD研修を開催しました

令和4年9月9日(金)、本校地域連携多目的室において、令和4年度第1回SD研修を行いました。この研修は、学校運営業務を適切・効果的に遂行できるよう、事務職員に必要な知識を習得させ、その能力・資質を向上させることを目的としています。会場の様子は、有明・北九州・大分の各高専にオンライン配信し、同高専の事務職員も多数参加しました。
研修では、高専機構本部や福岡教育大学に出向中の職員及び高専間交流で本校に出向している職員等から、業務の取り組み状況や他機関から見た高専職員の見え方等について報告があり、本校職員と意見交換を行いました。
質疑応答も活発に行われ、大変有意義な研修となりました。

 

 

 

 

 

<本件担当>
総務課人事・労務係
電話:0942-35-9305

 

令和4年度 久留米高専 学校説明会・見学会

日時

令和4年10月15日(土)

2回開催(午前・午後)

9:30~12:00 (学校説明会・見学会)

14:00~16:30 (学校説明会・見学会)

午前・午後ともに内容は同じです。

 

事前の申し込みが必要となります

申込・詳細はこちら

 

中学生・保護者の皆様はもちろん、先生方 、塾関係の皆様もふるってご参加ください。

弓道部が久留米市長を表敬訪問しました

令和4年9月9日(金)に本校弓道部の学生3名が久留米市長を表敬訪問し、第9回全国高等専門学校弓道大会(令和4年9月1日~2日:兵庫県立弓道場)の女子団体の部で準優勝したこと、大会直前のトラブル(※1)を多くの支援や激励を糧に乗り越えたこと等を報告しました。
原口久留米市長からは、「大会前のトラブルもあり今回の結果を聞き、ひとまず安堵している。今後も可能なかぎり支援していく」等、大会結果に対する感想や今後の弓道部の活動に対する激励が述べられました。

 

※1令和4年8月5日(金)に開催された『第363回筑後川花火大会』で使用された花火玉の爆発事故により、弓道場と弓具が損壊したため練習環境の確保が課題だったところ、弓道部の窮状を知った方々より多くの支援が寄せされ、練習環境が整い、無事に大会に参加することができました。

 

原口市長と懇談 原口市長と記念撮影

 

<本件担当>
久留米高専総務課総務係
電話:0942-35-9304

第57回全国高等専門学校体育大会サッカー競技で久留米高専が初の準優勝をしました

8月20~24日に香川県高松市で開催されました全国高等専門学校体育大会サッカー競技(兼全国高等専門学校サッカー選手権大会)において、本校サッカー部が初の決勝進出という快挙を成し遂げました。

1回戦では昨年ベスト4の群馬高専と対戦し、キャプテン松田君のハットトリックで「4-0」の快勝でした。2回戦では、1回戦を「13-0」の破壊力で突破した呉高専と対戦しました。前半に先制される難しい試合となりましたが、後半に松田君と田中君のゴールで3点を奪い逆転勝利で準決勝に進出しました。準決勝では9年連続出場の古豪・苫小牧高専が相手となりました。再度先制される苦しい展開となりましたが、松田君の同点ゴールから、古閑君と中野君の連続ゴールで「3-2」で勝利しました。

決勝では、1回戦から準決勝まで快進撃を続けてきた岐阜高専との対戦でした。Jリーグチームの元 U-18 メンバーを多数揃える本大会最強のチームです。互角の試合展開が続く一進一退の攻防の中、相手の攻撃を上級生の鶴森君、高橋君らを中心とした守備陣で凌いでいましたが、最後は決勝ゴールを決められ「0-1」の惜敗となりました。それでも、サブメンバーとマネージャーも含め、チーム一丸となって最後まで全力で戦ってくれました。準優勝は立派な結果です。

本大会では、「日頃お世話になっている保護者や先生、友人や先輩に試合を観ていただきたい」といった声が部員から挙がり、すべての試合でライブ配信を行いました。映像を撮影したのは女子マネージャー陣です。初めての経験で多少見づらい面もありましたが、久留米高専教職員の皆様が日頃より指導して頂いている部員が力を合わせて頑張っている姿を配信することができました。試合中は多くの皆様から映像越しに声援(コメント投稿)をいただき、疲れ切った選手には大きな励みになったのではないでしょうか。

本大会出場にあたり本校サッカー部の卒業生より暖かい応援をいただき、決勝戦の後に多数のメッセージが届きました。「決勝進出おめでとう」、「準優勝おめでとう」と併せて、「ありがとう」のメッセ―ジを見つけることができました。サッカー部の後輩の活躍で、多くの方々に感動を与えることができたと感じています。

本大会では、福嶋監督より部員に「自分の限界を超えろ」の宿題が課せられていました。限界を超えたかの判断はできませんが、すべての部員が大会を通して成長できたことは真実です。今後は、成長した部員達が念願の日本一を目指し大きく飛躍していくことを期待します。

 

本大会では、以下の部員が優秀選手と得点王に選出されています。

優秀選手: 松田弦己 (4M) 田中健翔 (4E) 久恒康太 (4A) 橋本晃太朗 (3S)

得点王:  松田弦己 6ゴール(4試合)

 

 

 

9月10日~9月16日は自殺予防週間です。

9月10日~16日は自殺予防週間です。悩みや不安があれば、一人で考え込まず、誰かに相談して下さい。
友人、両親、先輩、先生、困ったときは誰かに話を聞いてもらうと楽になります。
でも、「このことは相談できる人がいない」というとき、または、専門のカウンセラーに話を聴いてもらいたいときは、学生相談室を利用してください。
または、特設サイト「まもろうよこころ」でも電話の他、SNSやチャットによる相談ができます。

 

 

鳥栖市とIT人材育成に関する協定を締結しました

久留米高専は、去る8月26日、鳥栖市(橋本 康志 市長)との間でIT人材の育成に関する連携協定を締結しました。

 

この協定は、本校と鳥栖市が地域によるIT人材の安定的な育成と相互成長を目的に締結したもので、主な連携事項として①学生に対する鳥栖市が誘致したIT企業による就職説明会等の開催、②誘致IT企業への学生のインターンシップ、③誘致IT企業による学生への特別授業の開催など、地域のIT人材の育成に寄与する取組みを行っていくことを目標としています。

 

今後、本校と鳥栖市は、定期的に意見交換の場を設け、IT人材の育成に努めて参ります。

 

 

 

<本件担当>

久留米高専総務課研究推進係

電話:0942-35-9333

第34回ISTS福岡・久留米大会キックオフイベント「めくるめく宇宙博」に出展

9月3日(土)・4日(日)の2日間、久留米シティプラザにおいて開催された第34回ISTS福岡・久留米大会キックオフイベント「めくるめく宇宙博」において、からくり儀右衛門の蒸気機関車をモチーフとした機関車の実演走行と江戸時代の技術書「機巧図彙」をもとに復元したからくり人形についての説明展示を行いました。

このイベントは、令和5年6月に久留米市で開催される「第34回宇宙技術および科学の国際シンポジウム(ISTS)」に向けて、地元の機運醸成のために行われたもので、期間中「小惑星探査機はやぶさ2」のプロジェクトマネージャー・津田雄一氏による講演会や県内の宇宙に関する産学官の取り組みを紹介する「福岡宇宙展」などが開催されました。

 

本校の展示ブースでは、渡邊悠太教員によるデジタルファブリケーションにて製作したからくり人形の実演・解説と、教育研究支援センター職員による蒸気機関車の実演走行を行いました。

訪れた子供達は、蒸気を機関車が走り出すと歓声を上げながら、機関車の後ろをついて回ったりしていました。また、実演後は渡邊教員に対して子供たちや保護者等から数多くの質問が寄せられるなど、会場は大いに賑わっていました。

 

渡邊教員の説明を受ける来場者

ちびっ子宇宙飛行士の前を通り過ぎる蒸気機関車

説明を受けながら真剣な表情で人形を見つめる女子中学生 蒸気機関車実演走行の様子

 

 

〈本件担当〉

総務課研究推進係

電話:0942-35-9333

令和4年度 第7回「高専ハカセ塾」を開催しました

9月3日(土)、本校と有明高専、熊本高専熊本キャンパス、熊本高専八代キャンパスの合同企画である合同研修を行いました。

 

普段は4会場に分かれて活動を行っている高専ハカセ塾ですが、合同研修では全ての会場の受講生が熊本高専熊本キャンパスに集まりました。有明高専 竹内先生の挨拶の後、熊本高専熊本キャンパス 山崎先生より、阿蘇山周辺の湧水の成り立ちについて説明がありました。また、阿蘇の水にまつわる施設について知ることで、世界の水問題の解決方法について考えてみて欲しいとの提案がありました。全体集合写真を撮影した後、各校ごとにバスに乗車し、久留米高専の受講生は、的石御茶屋跡(阿蘇市的石)、北塚・本塚(阿蘇市黒川)、明神池(南阿蘇村白水)、上井手(大津町内牧)を順番に巡りました。的石御茶屋跡と明神池では、各自で用意したペットボトルに湧水を入れ飲み比べるなどして、現地観測に夢中になっている姿がとても印象的でした。湧水巡りでは阿蘇が大きなカルデラ湖であったこと、九州の多くの川が阿蘇山から流れていて、大勢の人々の暮らしを支えていること、昔から使われている水を公平に分け合う技術などを学習しました。天候にも恵まれ、普段とは違った活動に受講生たちものびのびと学習できました。

 

3高専4キャンパス全体集合写真 湧水を採取(的石御茶屋跡)
久留米高専全体集合写真(北塚・本塚) リモナイト(褐鉄鉱)の説明
湧水を採取(明神池) 熊本高専学生からの説明(上井手)

 

―「高専ハカセ塾」とは―

高い意欲や能力を有する小中学生を発掘し、次世代科学技術を担う傑出した人財を育成することを目的としたプログラムで、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「ジュニアドクター育成塾」の採択事業として、有明高専・熊本高専・久留米高専の合同企画により実施しています。

公式HP:http://www.ie.ariake-nct.ac.jp/hakase/

 

〈本件担当〉

総務課研究推進係

電話:0942-35-9333

第8回ゴムの実践技術講座(実習)を開催しました

令和4年8月30日(火)から9月2日(金)にかけて、久留米高専において、第8回ゴムの実践技術講座(実習)(主催:一般社団法人日本ゴム協会九州支部)を開催しました。

この講座は、本校と日本ゴム協会九州支部との連携協力協定に基づき、ゴム技術者の人材育成を目的に、実務経験1年未満の社会人ゴム技術者や大学・大学院でゴムの研究に従事する学生を対象として本校で開催されたもので、生物応用化学科 渡邊准教授、神野技術職員が講師を務めました。

講座は「ゴム技術のファーストステップ講座-基礎から実践まで ゴム材料の奥深さを知る」をテーマに開催され、ゴム材料に関する基礎的概念の講義、配合組成の検討、ゴムコンパウンドの調製、加硫評価、最新の分析機器を活用した各種物性評価に関する実習を行い、最終的に、実習成果報告書を作成しました。

最終日には閉講式が行われ、渡邊准教授から受講生に修了証書が渡されました。

 

講義の様子 実習の様子

修了証を手にする受講生

 

〈本件担当〉

総務課研究推進係

電話:0942-35-9333