JGMAギヤカレッジマスターコース基礎実習を開催しました

久留米高専では、令和7年9月4日(木)、5日(金)にわたり、歯車の設計・製造技術を基礎から学び修得することを目指す技術者で、実務経験が浅く、基礎知識の修得を必要とする方を対象に、JGMAギヤカレッジマスターコース基礎実習を開催しました。

JGMAギヤカレッジ(歯車技術講座)とは、一般社団法人日本歯車工業会が、歯車の設計・製造技術を基礎から学び習得することを目指す技術者の育成を目的として、歯車の基礎・製造・設計などの講義及び基礎実習・現場実習などの実習を実施しているもので、久留米高専は協力校として、受講生28名に対する「ホブ切りの基本・歯面仕上げ」「ハイスホブ切り」「ホブ切り歯車の精度」「歯車測定」の4つの基礎実習を担当しました。

受講生たちは、本校講師による実演を真剣な表情で観察し、実習を通して、自ら手を動かし、歯車の製造技術を学んでいました。

集合写真と基礎実習の様子
基礎実習の様子

〈本件担当〉

総務課研究推進係

電話:0942-35-9333

中学生向け公開講座「エレクトロニクススクール ライントレースカーを作ろう」 を開催しました!

令和7年9月6日(土)に、久留米高専において中学生向け公開講座「エレクトロニクススクール ライントレースカーを作ろう」を開催しました。当日は、18名の中学生が参加し、センサ技術とものづくりの魅力に触れる充実した時間を過ごしました。

講座の前半では「身の回りにあるセンサ」についての簡単な講義を行い、センサがどのように活用されているかを学びました。参加者は、日常生活に潜む技術への理解を深めるとともに、電子工作への興味を高めていました。続いて、ライントレースカーの製作に挑戦しました。はんだ付けの練習から始まり、抵抗・コンデンサ・光センサなどの電子部品の性質や取り扱いの注意点を確認しながら、基板への実装を行いました。さらに、モーターやタイヤを組み立てて車体を完成させ、約3時間で全員がライントレースカーを完成させました。

完成後は、光センサの感度を調整し、F1サーキット風のコースでタイムトライアルを実施しました。上位8名によるトーナメント決勝では、白熱したレースが展開され、会場は大いに盛り上がりました。参加者は、自ら工夫しながら作業に取り組み、ものづくりの楽しさと達成感を味わっていました。講座の最後には受講生全員に修了証書が授与されました。

 

 

講座の様子

 

<本件担当>

総務課研究推進係 0942-35-9347

社会人向け公開講座「3D-CAD基礎講座」を開催しました

令和7年8月28日(木)、8月29日(金)に、久留米高専において社会人向け公開講座「3D-CAD基礎講座」を開催しました。
本講座では、現在では標準的なツールとなっている3D-CADについて、業務への応用を視野に入れた基礎的な知識と操作方法を学びました。
まず2次元スケッチを出発点とし、押し出し(ボス・カット)、ロフト、スイープなどの機能を活用し、さまざまな立体モデルの作成に取り組みました。続いて、ミニバイスの組立図を題材に、複数の部品データを組み合わせてアセンブリ(組立)を行い、3D-CADならではの利点を実感していただきました。その他,3Dから2D化、2Dから3Dモデルへの変換手法、構造解析の基礎的な事についても学びました。
限られた時間の中で多岐にわたる内容を扱いましたが、受講者の皆さんは意欲的に取り組まれていました。
本公開講座は、日本機械学会九州支部、日本設計工学会九州支部共催のもと、本校の機械工学科主催により開催しました。
講座の最後には受講生全員に修了証書が授与されました。

 

講座の様子

 

<本件担当>

総務課研究推進係 0942-35-9347